入門というには・・・
★★★☆☆
シスコルータでのルーティングプロトコルの実装を知りたいという方にオススメです。他の方のレビューにもありますが、「入門」といっている割りには、けっこう敷居が高い本ですがRIPのスプリットホライズンやルートポイズニングなんかについて動作がけっこうわかりやすく書かれています。あと、シスコルータでのRIPの実装で、Updateタイマー、Flushタイマー、Hold downタイマーなどのタイマーの動きを知るにもいい本です。
説明している内容は重要だが、これは入門?
★★★★☆
この本が説明しようとしていること自体は重要なものばかりで、情報量も割と多い方だと思いますが、他の方々も指摘されているように、IPルーティングを理解する第一歩として読むには適していません。ルーティング関連の用語解説はないので、基本的な用語やコンセプトを理解した上で読む必要があるでしょう。また、一般的なルーティングのコンセプトと、Ciscoルータ固有のテクニックや設定との違いも、この本では説明していません。翻訳の質も優れているとは言えません。ただし、書いてあること自体には価値があるので星4つ。タイトルを文字通り解釈して入門書として評価すればもっと少ない星になるでしょう。
翻訳の品質も低い
★★☆☆☆
「入門」と謳うには前提となる知識を必要としすぎることも問題ですが、翻訳自体も少し品質が低く、文法的に冗長な表現が多すぎます(例えば文章に主語がないとか、文章の途中でいつのまにか主語が変わっている、といった基本的なこと)。テクニカルタームが突然出てきても驚かない人や、文章があいまいでも行間を読むことが出来る人であれば、含まれる情報量自体はある程度充実しているので参考になると思います。
最初に読むには敷居が高い本
★★★☆☆
この本のタイトルでは一応「入門」ということになっていますが、実際には CCNA 程度の知識がないと最初の1章で挫折してしまうでしょう。 そういった意味ではルーティングの勉強をするのに読む最初の1冊というよりは、CCNA から CCNP へステップアップするときに最初に読む本といった意味合いが大きいと思います。 少なくとも、本書では「アドバタイズ」や Cisco IOS コマンドについての説明がないので、それについてある程度理解している必要があります。