本書は、CPUの形状や、より効率的に動作させるためのメモリの働きなど、CPUが動作するしくみについて、その歴史をとおしてわかりやすく解説している。全部で6章から構成されており、1章は、パソコンの基本的な構成からCPUが一定のリズムでどのように動いているのか、2章は、Windowsが動作するCPUを中心に、CPUがどのような命令で動作しているのか、またどのような動作環境で動いているのか、3章は、CPUの形状、ソケットやスロットと、CPUの規格について、4章は、CPUの内部構造とCPUがどのような命令で動作しているか、また2進数がどのような意味を持っているのか、5章は、CPUを高速で動作させるためのテクノロジーについて、6章では、CPUとアップグレード、マルチプロセッサ、これからのCPUなど、パソコンシステムをより速くする技術を紹介している。
パソコンのしくみに関して、あるいはパーツについてもっと詳しく知りたい、と望んでいる読者へ、ぜひおすすめしたい。(大塚佳樹)