IT業界で生き抜くための下地をこの本で
★★★★★
私がこの本を読んだのは大学を出て社会に出た1990年のこと。
以来、15年以上「計算機(あえてITとは言わない)」に関わる仕事を続け、
ITに関する書籍もゴマンと読んできた。
しかし、インターネットにもWindowsにも全く触れていないこの本が、
私の中では「仕事上でもっとも役に立った本」である。
この本が出版されたのが20年前なので、
当然のことながら現代の最新動向については全く触れられていない。
書いてあるのはひたすらコンピュータに関する概念的かつ基礎的なことばかり。
つまり「コンピュータはなぜ動くのか?」と言うことが書いてあるのだ。
このような基礎がしっかり出来ていれば、
今後どのようなトレンドがやって来ても、
対応できる下地にはなる。
これからIT業界に入って行く新社会人には
その職種を問わず是非読んでほしい。
この本は、相当に大きな書店でも
書棚に並んでいることはまずないと思う。
(探してもなかった)
それがいまだに売られ続けているのは、
大学の教科書ででも使われているからだろうか?
いずれにせよ、こんなマイナーな本を
簡単に入手できるamazonという仕組みに感謝したい。