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ストーリーの迷宮 (文春文庫)

価格: ¥1
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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修善寺物語と出会えて・・・ ★★★★★
基本的には短編ショートによる構成である。ほとんどが、著者が過去の読書や、
観劇した歌劇と演劇の紹介が、著者のユニークな視点での普遍性や西洋と東洋
の共通性を紹介している。

特に岡本綺堂の「修善寺物語」を紹介している部分では、芸術性の高い演劇の
脚本家の様な説明が加えられており、 岡本綺堂のストーリー性が日本人の感性
に訴える細やかな設定が、読者は知らず知らずに劇場の片隅に腰掛けている錯覚
に陥ってしまう。

この短編ショートで紹介されていた全ての作品を読みたくなるという、読者をも
迷宮の世界に導いてくれる一冊である。

迷宮? それとも ボケ症状? ★★★☆☆

阿刀田さんが、他の作家のストーリーを引用して書いた10の短編小説から成っています。
 
実際 阿刀田さんに起こったことなのかなんなのか、彼自身 分からない (と書いている)
物語もあります。 あまりにも あやふやで、ストーリーの迷宮に入ったというより、著者の
ボケ症状を読まされているような感じがしました。 引用された他の作家の本を そのまま
読んだ方が良かったな、というのが正直な感想です。