興味深い内容ではあります
★★★★☆
基本的にフランスを中心に当時の情勢を踏まえて「決闘」という行いについて記していく
なかなか珍しい本です。初めは神話時代のダビデとゴリアテ、次に古代ローマの剣闘士、
ヨーロッパの剣士達、そして拳銃を使った一騎打ちなど実に幅広く記しています。
いかにして決闘するか。決闘したらどうなるのか。当時の人々は決闘を
行う人々をどんな目で見ていたのか。
王は、法律は、教会は、決闘者をどう捉えていたのか?
原書以外でそれを知る事ができる希少な資料です。
ただ、いささか説明不足な点もあり、そうした面では不親切と言えましょう。そのため星一つ減じて四つとしました。