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屍蝋の街

価格: ¥101
カテゴリ: 単行本
ブランド: 双葉社
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シリーズ化して欲しいな ★★★★☆
『腐蝕の街』の続編です。前作を読んでなくても楽しめると思います。近未来のハードボイルドなストーリーなので、『昔人間ギャートルズ』な私には少し分かりにくい所もありましたが、読後は続きを読みたくなりました。特に中年刑事・溝口と元男娼シンバとの関係は今後が気になります。
我孫子さーん! 是非続編をお願いしますっ!
まあ、読んでみて! ★★★★☆
 ラストは前回同様、うっすらと背筋が寒くなるような感じではありました。
 今回はコンピュータだの、サーバーだの…ちょっとアナログチックな私の頭脳では想像の域を越えるものが多々ございまして…その点、私の頭は「溝口」並なのでしょう。
 彼の頭の中にはまだ「菅野」が巣食っております。冒頭、のっけからご登場。そしてシンバにあーんなことを…。
 ネットゲーム上で溝口とシンバのキャラクターが暴れまくり、その彼らの首に賞金がかけられ、現実世界の彼らを殺すと、更にその10倍…という悪趣味なゲームに巻き込まれて逃げ回るというお話です。
 黒幕は誰なのか? そしてそのゲームを潰すことはできるのか? 彼らに関わった人間全てが賞金首の対象とされるルールの中で、彼らは孤立したまま逃げ惑うことに…。
 そして溝口と菅野、そのどちらが勝者となるのか、緊迫の展開続きです。
 シンバファンのお姉さま方、ご期待下さい。今回も彼は絶好調です。更にはとんでもないものを××することになります。ここらへんはちょっと痛快。ご一読あれ!
さらなる続編を求む ★★★★☆
「腐食の街」続編。
バーチャルシティで諸金首にされ、現実で命を狙われるシンバと溝口、そして巻き込まれる人たち。
それとは別に溝口の中に居座る「ドク」という人格との戦いもあり、
究極に追いつめられた二人のストーリーは一気に読ませられます。
新しく出てきたキャラも個性的でさすがだと思いました。
一番好きだったのは、やぶ医者のじーさん。ある台詞のとこで大爆笑しました。
ほんの少ししか出て来ないキャラでも、本当に魅力的ですばらしいです。
ただラストが、今から平和(ではないんですが、今までのような現場での乱闘が減りそうな感じ)
になりそうな雰囲気だったので、あの連中がそう大人しくしているかとも思えないし、
さらなる続編で暴れまくって欲しいとの期待を込めて星4つです。
2025年 ★★★★☆
「腐蝕の街」の続編。以前の話は、ほとんど忘れていましたが、「屍蝋の街」だけで楽しめました。
2025年、爛れた雰囲気の漂う近未来の日本を舞台にした本格ハードボイルドSFだ。
脳内に殺人鬼「ドク」、リアルな世界とコンピュータ内のバーチャルシティ「ビット」は交錯し、人の生死もリアリティを失ってしまっている世界。
上手いぞ我孫子武丸。