何も全てをマネする必要なんてないんです。
この本にある要素の何パーセントかでも
普段の会話に含ませることができれば
れっきとした「会話上手」になれると思います。
単純に読んでいても面白いし、コミュニケーション能力を上げるためにも
強くオススメできる1冊です。

この本はお笑い芸人とは違って、コミュニケーションに於けるサービスの体系化を狙ったものです。

したがってこれの比較対象にお笑い芸人をもってくるのは間違いです。

さて、コミュニケーションに関する本はあまたあれど、
内容の如何に関わらずここまで体系たてて、さらに具体例をあげている本は多くないです。


・内容

日頃相手を楽しませようという気持ちがあるものならば
そのほぼすべて―少なくとも一部は―必ず実戦しているものです。


・他のレビューには「例がサムすぎる」等々の批判がありますが、

それは幾らか筆者の意図があるように思われます。
明瞭で単純な例をもってきて読者にそれを飲み込ませたいという筆者の思いです。

取り立てて数学の例をとる理由はありませんが、数学だってそうでしょう。
公式を理解するうえでわざわざ難しい問題を解きますか？
「数学の深さを理解する」ためとかその段階では必要のない目的のために？


いずれにせよ、ここまで一定のポリシーで貫かれているのも珍しいです。

「コミュニケーションとはサービスである」

あまりピンときませんでした。
公式のようなものとともに、いろいろな会話の例が設けられていますが、
個人的にはちょっといたいたしい感じがしました。空回りしているというか。。
合うかどうかは県民性、とおっしゃっている方もいますが、私は合わない方に属しているのでしょう。

まあ、言い方にも問題があると思いますし、誰が言うかにも、おおいに関係があると思いますので
おんで得する方もいらっしゃるとは思いますが、私は途中で読むのをやめてしまいました。

タメになると思います☆ 中2の自分はほぼ書いてある事ができていたなって勉強になりました(笑) 人を笑わせるのって難しくて奥が深いと思いました。

笑いを技術化したところが斬新。

ただし、自分のキャラ、相手のキャラ、その場、等TPOによって使える場はかなり限られていると思います（同書内でもシチュエーション毎に６つの戦略が紹介されているわけですが）。地域性を指摘されるレビューが多いわけですが、日本語環境を出ると、より利用が限られてきます。

とはいえ、これだけ多いと、中には使える「技術」もあります。それにぶっちゃけ、抱腹絶倒。私は、気に入りました。