自分の学生時代に欲しかった
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親も子育てに大変だったとか、親も人間だとか、親にも欠点がある、ということは自分が大人にならないと理解できないし、受け止めることも難しい。しかも、君の生き方にはいろいろな選択があって、その選択について考える時には複数の切り口がある、ということを懇切丁寧に説いてくれる大人がいるだろうか? そんな大人が周囲にいるのは恵まれているように思う。親も子供も生きるのに必死。でも、子供は子供なりに立ち止まる。そして質問する、「どうして???」。親も同じ経験をしているのだろうけれども、じっくりと向き合って自分の記憶を辿るのもなかなか面倒な場合があるのだろう。そんな時、こういった本があれば、自分の学生時代にも助かったのではないか、と思う。内容はとてもアメリカ人の生活思考が基本になっているので、日本人にはピッタリとくるものではないけど、表現はストレートなので、刺激的ではあるが、ダイレクトに参考になると思う。