眺めているだけで楽しい本です
★★★★☆
骨董市に行き、西洋アンティークの美しさに魅せられ、何か、適当な入門書はないかと探し、たどり着いた本です。内容は、「陶磁器」「ガラス器」「銀器」等々のカテゴリー別に、最初に薀蓄、そして、商品が掲載されています。
もともと、「陶磁器」に魅せられ、購入したのですが、「ホウロウ製品」や「ブリキ缶」までが、アンティークとなって、そこそこの値段で売られていることに驚きました。逆に言うと、それだけ多くのジャンルが掲載されていますので、アンティーク入門には適していますが、「陶磁器」等々、特定のジャンルにこだわりたい方には、内容が少ないと言う不満も出るかと思います。
ただ、多彩なジャンルを収録して、この値段、さらにオールカラーであれば、お買い得かなと思います。まさに、西洋アンティーク入門に相応しい1冊だと思います。
とても楽しい本です
★★★★☆
とにかく”商品”の値段が書かれているのがいいですね。
中国台湾発行の骨董の本なんかを見ると、普通に値段が書かれていますし、欧米に行けばオークションがあり、おおよその値段というものが買う側に分かりやすいです。
日本はというと、なぜかそういうシステムがほとんどなく、骨董屋さんの言い値が全て、いい骨董を買うにはいい骨董屋を見つけることだ、なんて、どう考えても皮肉のような言葉が実はこの現状においては最良の策であったりします。
あまりに買手側不利なこのアンフェアーな状況の中、毎週鑑定団で笑いものが登場するのは当然といえば当然でしょう。
手軽に買えて普段使いをするものだからこそ、適正な値段で買いたいですよね。
器を見るたびに「ぼられた」って思うのはいやですもの。
この本があればそういういやな思いはかなり防げるように思います。
西洋アンティークに対する憧れがギュっとつまった本
★★★★★
アンティークといってもいろいろカテゴリーがあると思いますが、この本は多種の分野のアンティーク製品をギュッとつめた本。その為、細かい事情や説明は省かれますが、アンティーク物全般に興味のある方は一冊もっていても損はありません。写真もとてもきれいで、見ていると幸せな気分になります。こんなにたくさん写真をつけてよくこの値段で出版できたなと感心。
一体これは何のための道具だろう?と驚きもあって楽しい一冊です。
西洋アンティークの事典―見方・選び方・楽しみ方のバイブル
★★★★☆
西洋アンティークの入門書としてぴったりの本。
陶磁器・ガラス・シルバー・インテリア小物など幅広い範囲で紹介されている。6年前に発行された同社のアンティーク辞典は和洋の辞典だったが、
今回は西洋のアンティークだけの本としてさらに深まった内容となっているため、以前の本を持たれている方にも楽しんで頂けると思う。
現実的に買ってみたい、と思えるものばかりで楽しい
★★★★☆
西洋アンティークの王道(?)である家具類、高価な宝石類は一切無し。あくまで一般人が「趣味で買おうと思えば、いくつか買える」レベルのモノに限定されているところが、むしろ現実的で潔い。「事典」なので様式や素材その他の「解説頁」は無く、ずらっとカラー写真のカタログが続いて楽しい。
めずらしく照明器具の頁が18頁もあるが、圧倒的に多いのは「食」廻りで、食器だけでなく広くキッチン廻りの小物までで97頁。後は、化粧道具や裁縫道具におもちゃに置時計など「飾るだけでなく自分で使える」と言えば言えなくもない路線に限定されている(ようだ)。
一応、個々の参考価格も付記されており「さあ、あなたも買ってみませんか」と思わせる楽しいヴァーチャル・カタログになっています。