デアデビル [UMD]
価格: ¥3,990
『スパイダーマン』などと同じ、マーヴェル・コミックスの人気ヒーローを映画化。少年時代に化学物質を浴びて盲目になったマットが、聴覚などほかの「四感」と肉体を鍛え上げ、昼は弁護士、夜はコスチュームに身を包んだ「デアデビル」として、法の網をかいくぐる悪者を制裁する。
正統派のヒーローとは一線を画し、暴力に暴力で対抗する自分自身に疑問も持つという、屈折した主人公には共感を抱きやすい。そんな彼の心を反映するかのように、映像もとことんダーク。もちろん、ヒーロー像うんぬんを意識しなくても、敵役ブルズアイに扮するコリン・ファレルのぶっとんだ演技や、雨が当たる音だけで相手の顔を想像できるデアデビルの超人パワーを見るだけで、アクション娯楽作として充分に楽しめる。とくにカンフーの要素を多用したワイヤーアクションが切れ味たっぷり!(斉藤博昭)