記号の使い方が、、、、、、、
★★★★☆
内容は非常に理解し易く書かれていますが、本書内で使用されている記号が通常の振動書籍と多少というか、少なからずというか違うので、通常の振動書籍の記号に慣れている私としては、多少読みにくという感じがします。
行間を読む必要がない振動学
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1自由度・多自由度系の振動(約150頁)からスタートするため,「モード解析」に限定せずとも「振動学」の基礎を学ぶ自習書として充分機能する。振動現象の物理的解釈とその数学的記述という両輪のバランスがとれた良書である。振動に係わる数学(三角関数・複素関数・ベクトル・行列…etc)を付録として,巻末にかなりの頁数(約120頁)を割いて解説している点が非常に親切。著者まえがきにあるとおり,「鉛筆を使わなくとも,読んでいけば理解できる」を実践している本文は,邦書にありがちな「行間を読む」必要がない丁寧(すぎる)記述が特徴。洪水のように押し寄せる文章量は,学習者に対してそれなりの根気を要求し,じっくり腰を据えて取り組む必要があるものの,今まで「恐らくこういうことだな」と行間を読んでいたあやふやな理解に,丁寧な解説によってお墨付きをもらえる効果が期待できる。
画期的な名著で学生を振動好きにする
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これほどわかりやすくていねいに書いた日本の工学書を他に読んだことがありません。(もちろんアメリカの教科書にはありますが。)著者の熱意が感じられます。私は大学院で過去11年間にわたり、この本を教科書に使ってきましたが、学生の評判は上々です。数式に頼らず、物理的な説明を親切に書いてあります。もし、少々難点があるとすれば、4章の信号処理ですが、これも機械系の学生や研究者にとっては問題ではないでしょう。とにかくお勧めします。
振動実験のバイブル
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タイトルはモード解析入門ですが、振動の基礎理論から始まって、
およそ振動実験の基礎はすべて網羅されています。
これが座右にあればおかしな条件で実験はしないでしょう。
巻末には、本文中で必要な数学的事項も付録として記載があり、
まさに至れりつくせりです。
振動騒音の実験に携わる人はもちろん、設計者やCAE技術者など、
直接実験を行うわけではないけれども振騒の素養を身に付けたい人にも。
物理現象から理論式まで素人が読んでも解り易い
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多くの振動の本はほとんどが理論式ばかりで、概要をつかむのが難しいがこの本は振動の物理現象を文章で説明されていて非常にわかりやすかった。また、社会人となって数学的な知識が忘れがちとなっていても、付録の部分で思い出すことができ、スムーズに振動現象を理解できた!