スノーボードのプロが書く、スノーボード上達の本

多くの書店で陳列されているので、実際に手に取ってみれば
わかるのですが、構成は最初からカービングターンと初心者には
厳しい内容になっています
２章は、初心に戻り、リフトに乗る前に基本的な動作を確認する章
３章は連続ターンとこれまた初心者に厳しい内容になっています。
４章以降は、ドリフトターン、コブ、スイング＆グライド、グランドトリック
とかなり高度な内容になっています。

この本のすばらしいのは、すべてオールカラーでしかも写真で
構成されていることです。ほぼすべての項目について見開きで
左側が解説とポイント入りの写真、右側がイメージした滑りの写真
になっています。

この本のスタンスは、初心者はスクールに入って転び方や最初の
歩き方を教えてもらいなさいということで、特にその点の記述は
載っていません。また、それぞれの技術の難易度が書いていないので
どれが難しいのか、どこがどう違うのかがわからない点も
気を付けるべきかと思います。

初心者向けでなく”上達”のための本と考えると、全編写真と
わかりやすいポイントでまとめてあるこの本は良いかと思います。

最初は立ち読みしていましたが、何度も書店で立ち読みしては確認している自分に気付き、持っていて損はないと思い、購入しました。
ずっと感覚で滑っていましたが、何年もブランクがあいた後、シーズン初めなどふと曲がり方がわからなくなった時、立ち戻るにいい本だと思います。

グラトリも、まずはスムーズに思い通りに滑られるようになってからですもんね。

２５歳で初めてスノボーに行ったのですが、木の葉が出来るようになるくらいでターンが出来ず。本当に論理的に書いてある本でこと細かく書いてあります。スノボー教本では一番いいのではないでしょうか。次にスノボーに行くのが楽しみになります。

無駄のない的確な説明と写真、全体の構成、個々の技術を説明する順番など、初めてスノーボードをはじめる方には、非常に良いと思います。
わたくし、30も半ば近くで、今シーズン初めてスノーボードを始めました。
痛い、危険、この歳で下手だとかっこ悪い、など気になることが多々あり、2回目のボードに行く前に本書を購入しました。

その後、ゲレンデに立つ前日に、本書のChapter1～3をアタマに叩き込むこと2回繰り返した結果、安全に、そこそこのレベル（＝平均的な首都圏近郊の週末のゲレンデで、ボーダーの技術レベルのランキングで、真ん中より上あたり）まで到達できました。
これほど、直接役に立った本は初めてで、正直、驚いております。

これからスノーボードをはじめてみようという方、この!本を虚心坦懐に読んでゲレンデに臨むことをお勧めいたします。