モンドリアン入門書
★★★★☆
モンドリアンの画集を買うのは、初めてですが、以前から、なんとなく気になっていた画家でした。
80ページと薄い冊子ではありますが、恐らく、モンドリアンがどんな画風の作家であるかは、すぐわかると思います。また、初期の頃の点描で描いたもの、あるいは、印象派的なもの、そして、キュビスム的な絵の紹介もあり、モンドリアンが自分の画風を確立していく様子も伝わってきます。図版は54枚ですが、写真やボルツマンの作品も含みますので、モンドリアンのものはもう少し少なくなります。
モンドリアンがどういう人なのかと簡単に知りたい方には、解説も適切がと思いますが、詳しく彼のことを知りたい方には物足りなさはあると思います。入門書として見るのが一番だと思います。
ピート・モンドリアン(1872年〜1944年・オランダ生まれ)
新造形主義(ネオ・プラスティシズム)、芸術家グループ「デ・スティール」と関係。