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恋する石膏像―つめたい石膏像とあつく語ろう (ハートアートシリーズ)

価格: ¥1,836
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 視覚デザイン研究所
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石膏像のキャラが分かる。 ★★★★☆
この本は面白いですね。 何気なく描いていた石膏像ですが、実はとっても奥深い物なんです。

モチーフを描くにはモチーフの事をよく知らないといけません。 例えば、おじいさんの絵を描くにしても、その人がよく笑う人か、怒る人かできっと、作家が注目するおじいさんの顔のシワが変わってきます。よく笑う人なら目尻のシワに注目し、よく怒る人なら眉間のシワを強く描いてその人の個性を表現します。それと同じで、石膏像にもそれぞれ個性がありますし、ましてや石膏像の型である彫刻も、作者が個性を出すためにした意図が隠されているハズです。

この本は、石膏像の個性を理解する為のきっかけのような本。 読んでいるだけでも面白いし、この本で学んだそれぞれの石膏像の個性を想像しながら描くと、より深い作品が仕上がるハズです。

欲を言えば、全身像は全身の写真も入れて欲しかったです。ということで星四つ。オススメです。
『人型だけど石膏製』か『石膏製だけど人型』か ★★★★☆
デッサンのモチーフとして使われる石膏像は
適度に凹凸があり人型をしているが質感はざらついた物質。

つまり『人の形をしているが材質は石膏』であることを
表現するための物体ですが、
この本ではその石膏のモデルたちはどういった情景で
何をしているところなのかについて触れています。

デッサンでは正確に形と質感を捉えることが重要なので
どういった人が何をしているところなのかという理解は重要でなく
見逃されがちなものですが、そのキャラクターと背景を掴むことで
『材質は石膏だが人の形をしている物』として
これまでとは違った新しい視点で描けるかもしれません。

石膏デッサンの本としてはちょっと面白いと思います。
より興味が湧く ★★★★★
 いままで教えられてきた内容とは、また違った視点で石膏像をとらえている。間違って伝えられている点(ブルータスはシーザーを暗殺をしたブルータスではないなど)もしっかり押さえている。