なかでも、大分空から鈴鹿空までの初めての場外飛行で郷土の上空を通過し、鈴鹿にはお母さんが出迎えてくれていた時など、本を読むのもやめてしばらくぼーっとしてしまった・・・
「ゼロファイター・ゴッド」と呼ばれた著者だからこそ描けた、これぞ真実の空戦記録である。
危うく硫黄島の特攻へ出撃する直前で命令が止まるなど、死線を越えて生き残った執念はすごい。