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建築MAP東京

価格: ¥5,298
カテゴリ: 単行本
ブランド: TOTO出版
Amazon.co.jpで確認
   国内主要都市の建築物のガイドマップ・シリーズの第1弾として出版され、ベストセラーとなった『建築MAP東京』の改訂版である。基本的に以前の1994年版と内容は変わっていないが、刊行以降に取り壊されるなどして現存しない建物の情報を反映させている。『建築MAP東京・2』が1994年以降に完成した建物を扱うのに対して、本書は1994年までに完成した建物を紹介しており、この2冊によって東京の建築をひととおり総覧することができると言って良いだろう。

   本書に掲載された建築のうち最も古いものは、1958年の菊竹清訓設計によるスカイハウスである。終戦後の日本が近代化を杖として未来へと向かったころの小さな住宅建築である。日本が西洋の模倣を離れ、日本人の生活と近代化の調和へと目を向けた時期の象徴と言っても良いだろう。そこから高度成長を経てバブル崩壊へと至る日本の現代建築の展開のドキュメントとして、この本は読むことができる。そしてその本を手に取り出かけてみれば、実際にその建物が建っている姿を見ることができるのだ。その意味で本書の巻頭言にもあるとおり、東京は「現代建築博物館」であり、本書はその博物館を巡るガイドブックなのである。

   本書に登場する建物の多くは、バブル経済に躍らされ東京の街の表情が激変した80年代に成立した個性的な建物である。『2』に掲載された建物の姿と見比べてみればデザインの背後にある体質の差のようなものがはっきりと伺えるだろう。今から考えればほとんど狂気の沙汰とも言うべき当時の状況が、そこにありありと現れている。ただ一種の気恥ずかしさと共に、そこに一寸の懐かしさを感じる向きも少なくないだろう。そんな時代もあった、そんな建物がカッコよく見えた時代があった、そういう歴史が東京の街には刻まれている。それはあなたが生活している現在の街に今も生きている歴史である。本書をひもといて、そんな身近な歴史を見つけてみてはどうだろうか。 (日埜直彦)

内容について誤解して買ってしまった・・・ ★★★☆☆
建築学を習ったことはありません。
でも、建築物、特に近代建築(コンドルとか)が大好きで、また安藤忠雄とか
コルビジェなど「ベタ」なものなら現代建築でも見に行っちゃったりします

そのような、ミーハーレベルの私にはこの本のよさがわかりませんでした

もっとその街にある、設計者・建築時期が色々な建物を網羅しているのかと
思ったら、かなり紹介している時代に偏りがあるのですね

この時代が好きな人にはたまらないのかもしれませんが、車で走っていて
不思議な形のビルをみて「今の何?」としてこのmapで引いて見ると
詳しく載っている・・というような使い方ができると勝手に思っていた私に
とって、紹介されている建物の数の少なさと時期の偏りは残念でした

古すぎも新しすぎもしないあたりの建築、80年代とか好きの方におすすめします

東京駅最高!とか明治生命館渋い!とか言う方にはまったく見当違いの本です。

通常版かmini版か… ★★★★☆
歴史的な建築作品から若手の建築家の作品まで多種多様な建築が掲載されています。
建築単体での情報の密度はかなり低いです。
主な内容は、

建築名:建築事務所名:住所:用途:竣工:延床面積
(建築によっては断面図、平面図、アクソメなどが出ています。)
地図から検索する方法と、逆に作者から検索する事も可能です。

現在はインターネットなどで詳しい情報をいくらでも得る事が可能なので、持っていて損はないと思います。

ひとつ不満を挙げるとすれば、携帯するのに適したサイズとは思えません。(mini版があるぐらいなので、要望も多かったのでしょう。)
mini番は手頃なサイズで持ち運びにも非常に適しています。ただ、携帯用に制作された書物の運命か、地図を見る為に目一杯開くとページが抜け落ちてしまいます。
通常サイズのモノでそのような現象が起きた事がないので、mini版を購入される場合は、一度書店などで現物を確認してから購入した方がいいかもしれませんよ。
東京の建築探訪に必携の便利な1冊 ★★★★★
東京はまさに建築博物館そのものだ。本書は1994年までに竣工した建築作品を地図と写真、それに簡単な紹介文で説明したものだ。主なものはほぼ網羅されていて、東京の建築探訪には必携の1冊である。

古いところでは、1958年竣工の菊竹清訓の自邸「スカイハウス」。

このエポックメーキングな住宅に始まり、バブルを経てその崩壊に至る時期までの、さながら常時、建築博覧会を催しているかのような東京の建築状況は目もくらむほどに鮮やかだ。
なお、1994年以降の建築については「建築MAP東京2」が出ている

本書の特徴として、地図の使いやすさが挙げられる。

地域ごとに1/10000に統一された縮尺の地図が、見開き2ページに納まっている。1/10000という縮尺は、10cmが1kmになるので、見開き2ページ分が、歩いて回るのにちょうど良い範囲になっている。
この縮尺では狭い路地まで正確に表現され、実際に歩いて迷うことがない。
本書を片手に東京の建築探訪に出かけて見よう。

現代建築の花園です ★★★★★
建築MAPシリーズは、ある都市の名建築を地域別に写真と文章で解説したものですが、東京版では1980年以降に竣工された現代建築を中心に掲載されています。80年以降の東京の現代建築といえば、オビで藤森教授が述べているように「世界一の花園」であり、見ているだけでも楽しくなります。

また、各章末には都庁舎や首都高速等についての興味深いコラムがあり、読んでも楽しめます。
さらに建築物が地域別に掲載されているだけでなく、巻末には交通MAP上に建築家名と建築物名を掲載した図も掲載されており、地域別あるいは建築家別の建築ガイドとして使って楽しむこともできます。

他の建築MAPシリーズ同様、見て、読んで、使って楽しめる1冊です。