この本で特に役立つのは、第二章の調教助手が教える競馬の見方、でしょう。競馬新聞の調教時計の読み方など、殆んど教えられることはなかったのですが、この本で丁寧に教えてくれています。又、マスコミ報道、予想に関して現役の調教助手が、実際との差異を分析してくれます。このあたり、新聞を読んだりパドックで馬を見る時の参考になります。
これ以外では、JRAや競馬マスコミに対して辛口な批評をしています。
なかなか接することのない現場の調教助手が語っている点が何といってもこの本の魅力でしょう。
これを読めば、納得できなかったいろいろな事件、
木刀、田原、地方騎手などなど、スカっとすると思いますよ。