『恋する惑星』『ブエノスアイレス』などで、日本はもとよりアジア各国の映画製作に多大な影響を与え続けているウォン・カーウァイ監督の記念すべきデビュー作。青を基調とした映像が、すでにその後の彼独自の斬新な映像センスを予見させている。アンディ・ラウ、マギー・チャン、ジャッキー・チュンらキャストの名前を、そのまま登場人物の役名に反映。彼らはそのままカーウァイ監督の次作『欲望の翼』にも出演することになる。(的田也寸志)