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短歌でみる日本史群像

価格: ¥4,140
カテゴリ: 単行本
ブランド: 現代書館
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心の糸で織られた歴史絵巻 ★★★★★
本書に載っている数例だけ挙げましょう
『天の原 ふりさけ見れば春日なる 三笠の山に 出でし月かも』・・・阿倍仲麻呂
『敷島の 大和心を人間はば 朝日に匂ふ山桜花』・・・本居宣長
『君がため 世のため なにか惜しからむ 捨てて甲斐ある命なりせば』・・・宗良親王

 祖先が何かを見出した瞬間にすぐさまその心理を詠んだ31文字について、その背景となった事件・時代について異なる角度から歴史ドラマの豊穣さを味わえる良書です。
和歌に象徴された日本の精神史 ★★★★★
 日本を代表する文化人(歌人に限らない)百人の歌一首を掲げ、歴史的事項を解説している。数人の歌のみ抜き出しておく。

  海ならずたたへる水の底までも清き心は月ぞ照らさむ(菅原道真)

  瀬をはやみ岩にせかるる滝川のわれてもすゑにあはむとぞおもふ(崇徳院)

  わが庵は松原つづき海近く富士の高嶺を軒端にぞ見る(太田道灌)

  親思ふ心にまさる親心今日のおとづれ何と聞くらん(吉田松陰)

  遅れても遅れてもなほ君たちに誓ひしことを我忘れめや(高杉晋作)