この本の書き手である起業家たちは、世間でいう「えらい先生」ではない。だからこそ、読んだ人に勇気を与えることができる。この本を手にした人は、「私もやってみたい!」と思えるはずだ。
彼らは、著者としても素人だ。が、どんなに稚拙な書き方であっても、本人の選んだ言葉以上に、実感に近い表現はない。しかも、プロのライターである私なら、諸々の事情や配慮によって、書かずに隠してしまうこと……まで書いてある。だからこそめちゃくちゃ面白い。まったく、商売あがったりである。