1発でつながるときと、なかなかつながらないときと
★★★★★
無線LANで、一発でつながるときと、
DHCPでIPアドレスがとれずにまわりの人のIPアドレスの取得状況を
ipconfig(windows)/ifconfig(linux)コマンドで確認し、
固定IPで設定するとうまくいくことがあります。
IPが通っても、DNSのサービスの取得に失敗することがあります。
nslookupコマンドか、ネットワークの設定で、
DNSの設定をしらべて、DNSを固定で設定すると、
うまくいくことがあります。
それ以外にも、PCの無線LANのいりきりをしたり、
ネットワークの有効、無効を切り替えたり、
暗号の設定を入れなおしたり、
いろいろなことをして、ようやくつながることがあります。
特に、物理的につながるようになったら、
Ethereal(Wireshark)をインストールして、
パケットを監視しながら原因解決を図ります。
そういう作業の一部を本書は助けてくれると思います。
メーカによってさまざまな機能、ソフトウェアアがあるので、
一筋縄ではいきません。
ネットワークさえつながれば、対象機器(ルータ、無線)のマニュアル、ドライバソフトをダウンロードして設定方法を調べることができます。
ネットワークがつながっていないと、マニュアル、ドライバソフトのダウンロードができないとうい悪循環に陥ることがあります。
まわりでつながっている人にお願いするのも、本書とともに必要なことだと記録します。
豊富な図例で無線LANの入門書として好適な本
★★★★☆
無線LANの入門書として好適な本。豊富な図例で初心者でも無線LANを実践出来る。無線LANでは忘れられがちなセキュリティの問題についても解説されている。Mac対応にもなっている所がMacユーザには嬉しい。
初心者のため、最初はネットワークの一般的な説明。続いて無線LANの基礎としてアクセスポイント、ブロードバンドルーター等の説明がある。知っておくべき知識としてIEEE802の規格も概説される。そして購入機器の紹介。そして、「電波はどこでも飛んでいく」を合言葉にして、セキュリティの問題が語られる。アクセスポイントの識別子であるESS-ID(Extended Service Set-Identifier)の設定とビーコン電波。そして無線LANでは現在標準の暗号になっているWEP暗号の説明。暗号の強度を増すには鍵長が重要で、3種類ある中で最長の128ビットが推奨される。以下、実践の方法が多くの図と共に説明される。
初心者でも理解できるように豊富な図例を用いて段階的に説明されるので、無理なく読み進められる。冒頭でも述べた通り無線LANの入門書として好適な本。