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福島孝徳 脳外科医 奇跡の指先

価格: ¥1
カテゴリ: 単行本
ブランド: PHP研究所
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自分ももっと努力しなければ、そんな気持ちにさせられました。 ★★★★☆
あるテレビ番組の特集を見ていてとても印象に残った言葉があった。
「日本は資源の乏しい国。そんな日本が誇れる財産は日本国民自身。だから若い人はもっと頭脳を磨いて、どんどん海外へ出て行かなければだめ。そうしないとこの国は政治的にも経済的にも世界の二流国家になってしまう」
と語っていたのが福島先生だった。その直後、勢いでこの本を買ってしまった。
『それぞれの医師が、手術の難易度と自分の技量に見合った器具を使うべし』
『手術でスピードを競うと、どうしても途中経過を疎かにしてしまう。急がば回れということわざは手術も同じ。一歩一歩着実にやっていけば、最終的には1番早くゴールに達することができる』
『現在やっている方法がベストだと思いこんだら、そこで進歩は止まってしまう。現状を否定することから本当の進歩が始まる』
『毎日が勉強。1つ1つの手術が新しいことの経験であり、発見になる』
などなど、”ゴッドハンド”と呼ばれる先生の言葉は、医療だけでなく、我々の普段の生活やビジネスのあり方にも当てはまることが多いのではないだろうか。
見直すべき専門医制度 ★★★☆☆
素人は医者は多い方が良いと思ったが、専門医を限って、その専門医がもっと経験を積ませる制度と言うのは、弁護士の数の制約と同じように考え方なのかもしれません?
医師として「全てを患者さんのために」と言い切れる究極の人 ★★★★★
 簡単に読めるが、中身の深い本である。

 著者は、「世界の名医」、「スーパードクター」という類のテレビ番組があれば、必ず顔を出す脳外科医である。興味は持っていたが、なかなか本を買えずにいたところ、文庫が出たのを知って買ってみた。
 取り上げられている理由には、その超絶的な顕微鏡手術(マイクロ・サージェリー)の腕前もさることながら、ひょうひょうとしたお人柄や、貧しい人、恵まれない人もえり好みせず、人助けに専心しているという姿勢が受けていることも、大いにあるだろう。
 取り上げられているのは、医療技術や医療システムの問題もさることながら、病を巡る人間ドラマと命の尊厳というテーマであり、正直、感動した。
 彼の経歴は、明治神宮の宮司を父親に持ち、東京大学→(ベルリン大学、メイヨー・クリニック)→東京大学→三井記念病院→UCLA教授→USC教授→ペンシルバニア医科大学教授。現在は、デューク大学とウエストヴァージニア大学教授で、他にも幾つか(フランス・マルセイユ大学教授とか)の役職を兼任しているようだ。

 日本人でありながら、外国の大学を拠点に活動している理由は、日本ではスキルが磨かれない、日本で認められないという点にあることを知れば、日本の医療体制の方に問題があるのではないかと考えてしまうのは私だけだろうか。
 特に、彼が教授になれずに海外を志した際の挿話を読むと特にそう感じる。

 第4章が日本の医療に対する提言であるが、基本的な考え方は、「教授の選考は臨床の力を基準に行われるべき」という点であろう。 
 要は、教授の適格性は、目の前にいる患者を助ける能力で決定すべきとの考えである。
 提言のポイントであるが、
・日本では誰でも脳外科医になれるが、手術件数が分散しデメリットが大きい。脳外科医が過剰であり、産科医や小児科医が不足であるなら、何か手当が必要である。
・専門医試験を難しくすべき。一方、免許更新制は、必要のない知識まで再勉強する必要があり非効率。
・大学及び病院勤務医の給与の引上げ。
など、真面目に受け止めるべきテーマが列記されている。
過激なほどの医師の姿勢 ★★★★☆
脳外科医福島孝徳のインタビューを基にまとめられた本

まず,秒刻みで忙しいと思われる外科医の話をここまで引き出し
本にまとめたPHPの取材力はすばらしいと思うのと,残念ながら
取材を基にしているため本質までたどりついたのかという疑問が残ります.

しかし,内容はすばらしく血1滴が金1グラムとか,
1mmでも広く切ってしまったら傷害罪などという過激なまでの
真摯な福島医師の姿勢が垣間見られる.

日本の医療制度の問題提起を冗長と読むか,この本の主題と読むかは
読み手の立場によって決まると思われるものの,問題があることは
確かなので(インタビューから起こした原稿にありがちな)しつこさ
はあるが,問題提起になっている.

日本にもこんな医師がいても良いと思うし,そう思わせてくれた本でした
仕事に対する取り組み方に刺激を受ける本。 ★★★★☆
この本は、福島先生が語っていることを、一人称でまとめている。
特に三章の脳に関する病気の解説が参考になった。
患者のことを一番に考え、自分の技術や仕事への情熱に絶対的な自信をもつ筆者の言葉や考え方は、読んでいてとてもすっきりする。
自分も仕事頑張らないとか、仕事でも、ひとつの分野に集中して長くやりたいなと思わされる。