類書として、「新・病態できった内科学」がありますが、それよりは記述が深いです。朝倉内科学は、記述が平易であるために、記憶に残りにくく、また理解しにくい部分もありますが、さすがに、医学生のベストセラーだけのことはあります。朝倉内科学や、ハリソンへの橋渡しとしては、非常に良いです。これで、画像をもう少し加えてくれたら、星６つです。病態についてもやさしく説明されています。おすすめですね。

評判高いステップ内科シリーズの最終巻である。消化器の部分は解剖中心の総論から始まり､どうしてその疾患が起こりどのように治療するのが良いかをわかりやすく書いてある。また､膠原病は比較的わかりにくい分野とされているが､抗核抗体の分類をわかりやすく書いているので膠原病という物を大まかにつかむのにこの本は向いているといえるだろう。

個人的には解剖や組織､免疫などといった基礎科目を習っている最中の医学生に読んでもらいたい一冊である。