インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

サファイア・ブルー

価格: ¥1,850
カテゴリ: CD
ブランド: ビクターエンタテインメント
Amazon.co.jpで確認
   父の罪は子にかかるとよく言われるが、子の罪が父にかかることもある。ラリー・カールトン、デビッド・サンボーン、ジャコ・パストリアス、エディ・ヴァン・ヘイレンといった名プレイヤーは革新的、オリジナルなサウンド、奏法を生み出したが、その結果無数の才能に乏しいフォロアーたちに真似されてきた。それがしばしば名人たちの評価を不当に下げてしまってもいた。カールトンの滑らかで歌うようなギターの音色しかり。多くのギタリストが模倣してきたが、彼の域に達した者はいない。このLAセッションプレイヤーの雄がスティーリー・ダンの「Kid Charlemagne」で披露した独創的なソロや、ジョニ・ミッチェルの「Court and Spark」における斬新なプレイは誰にも真似できないものだ。

   ラジオでのエアプレイを意識してか、ややカールトン色は控え目とはいえ、自分のやりたいことをやった。今作『Sapphire Blue』はそんな印象だ。強力なホーン・セクションをバックにブルースをベースにした、明らかにカールトンらしいサウンド。ノリのいい「Friday Night Shuffle」に始まり、素朴なアコギとハーモニカのデュエット「Take Me Down」まで、純度100%のギター魂。安易にスムース・ジャズに走るようなことはなし。タイトル曲を一聴すればすぐに不安は吹っ飛ぶ。カールトンの最初のソロのいい所でドラムのビリー・キルソン(デイブ・ホーランド・バンド)が最高な気分ではじける。アルバム全体を通して、カールトンの脂の乗り切ったプレイは素晴らしく、クルセイダーズ時代の傑作に匹敵するレベル。まさに新しい世代のギタリストの教科書とも言うべき内容だ。今度こそ彼らが道を誤らないことを願う。(Michael Ross, Amazon.com)