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色彩論 (ちくま学芸文庫)

価格: ¥1,620
カテゴリ: 文庫
ブランド: 筑摩書房
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シュタイナーとゲーテ ★★★★★
ゲーテに色彩論があることを知りませんでした。
ルドルフ シュタイナーが、色彩の本質・色彩の秘密を書いていることも知りませんでした。

自分の好きな絵画について、本書を元に考察してみたいと思います。
理論は、現実を説明するための道具なのだから。
うまく現実と、自分の感想とが説明できれば、自分の道具になると思っています。
ニュートンの批判論文は載っていません ★★★★☆
元々はルドルフ・シュタイナーがゲーテの自然科学論を評価したという事から興味を持ち出し、
ニュートンの「光学 (岩波文庫 青 904-1)」と対極的な考え方だと云う事を調べようと思ったのですが、
残念ながらニュートンの批判部分である第2部は掲載されていません。

第1部:教示編
第2部:論争編(掲載されておらず)
第3部:歴史編(掲載されておらず)
の構成だそうです。
「色彩論 【完訳版】」を買えば良いのでしょうが、さすがに高価なようなので躊躇しています。

しかし私の場合は目的がルドルフ・シュタイナーの調査なので、ゲーテ的世界観の認識論要綱と
併読して行こうと思っています。
試しにニュートンの「光学」も事前に読んでみたのですが、明らかにアプローチが異なりますね。

巻末の解説を読むとゲーテが目指したのは「色彩」、ニュートンが目指したのは「光学」であり全く異なるものなのに
ゲーテが誤解していたそうです...
どんなに偉い人でも間違うのですね。
そのニュートンも晩年は錬金術にハマっていましたし(錬金術師ニュートン―ヤヌス的天才の肖像)
人間臭い偉人達もまた、いいものです..
ゲーテの科学的洞察 ★★★★★
 この本は、ゲーテの思索を示した本である。色彩論もさることながら、彼の哲学的思想はすばらしい。
 散文的になっている文章にもゲーテの広範な才知が表されている。小説家であり、また科学者でもあったゲーテは、その類まれなる才知をこの本に残した。
 理論的に物理現象を解明する、これは今においては通説だが、昔はどうも違ったらしい。このゲーテの本を昔の物理学者は「ゲーテには数学的知識がない」と、嘲笑し、罵倒したらしい。しかし彼の理論的体系からなる物理的現象の解明は的を射ている。
 実験物理と理論物理、この双方がなければ物理学は成り立たない。このことから言って、彼の色彩論は的を射ていると言えるだろう。