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NPOの経営 資金調達から運営まで

価格: ¥18
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 日本経済新聞社
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NPOの基本原則・概念・実務のバイブル ★★★★★
この坂本文武氏の著書『NPOの経営・資金調達から運営まで』は、2004年に発行されていますが、今でも実に実践的な内容でありNPOの設立もしくは既に運営している方々には、大変参考になる著書です。
NPO法人に関わるものとして、皆さんに是非ともお読み戴きたい推薦図書です。
「新しい公共」という概念が、現政権によって推進されております。
企業のNPO法人への寄付金などの税額控除の対象拡大の動きが有り、NPO活動に追い風の環境が整いつつあります。
分かりやすい ★★★★★
本書はNPO経営に関する全般的な知識を、広く浅く網羅していて入門書として最適な編成になっている。言葉遣いも分かりやすく、理論を表現した図も全て分かりやすさを重視してシンプルに作ってある。

理論のみならず事例も豊富で、学んだ組織理論の考え方を、すぐ事例紹介で応用できるようになっているので理解が深まる。ページ数が多いわりに定価はなかなかお手ごろ。NPO経営の入門書として最適。
NPOの「志」は持っているが・・・という人に ★★★★☆
星3.5個。

NPO関連の書籍には実務経験に基づくものが多く、それはそれで非常に役に立つものであるが、ややミクロ的になりすぎる傾向がある。

この本はそうした観点から一歩引いて、より俯瞰的にNPOの経営を見ている点で特色がある。

フレームワークは一般の営利企業を対象とした経営書と同じものを使っているので、新鮮味はないが整理されていて分かりやすい。

全体を通じて説いているのは、営利企業であれ、NPOであれヒト、モノ、カネ、情報をいかに上手くマネージするかということの重要性である。

それを踏まえたうえで営利企業運営との違いを比較しながら、NPOの特徴を理解していくやり方は、これからNPOを始める人、NPOを運営しているが壁にぶつかっている人、NPO組織をさらに拡大させたい人、それぞれが共通の理解をするのに役立つと思う。

ただしやはりNPOが営利企業と決定的に違うのは動機が「利益」ではなく、「志」である。 

この部分に関しては他の本をあわせて読むことで補っていく必要があると思う。
実例に基づくNPO経営の実際と理論・入門書に適する ★★★★☆
著者は米国の大学で非営利経営修士号を日本人として初めて取得。その後、米国と日本でNPOの経営コンサルティングを実際に行った経験を持つ。この本は、大学で培った理論と実際にNPOと接しての現場経験が生きている。

「寄付金が集まらない・会員が増えない」「優秀な人材が定着しない」「ボランティアのフォローが大変」などなど、NPOがつきあたる問題はなぜ起こるのかを理論的に解説し、解決策を実践的に提案している。多くの事例を見ているからこそ、NPOが陥りそうな落とし穴を良く見、分析していると感じた。

章立ての構成もPlan-Do-Check&Actionと並べるなどの工夫がわかりやすい。Planの章では、ミッションやビジョンの作り方の具体的なツボを押さえている。例えば、ミッションとビジョンがどう違うかの説明がわかりやすく示され、優れたビジョンの条件は「夢、ロマンがあること」「組織の強み、現状を把握していること」「現実的でわかりやすい到達点で見えていること」の3つをあげる。その上、具体的に「□□川の水質を改善し、2010年までにアユが棲める環境に戻す」という例まで親切に書いてくれているというぐらいに親切である。
企業とのパートナーシップの作り方やCSRなど時代の流れもしっかりおさえている。一読の価値有り。

しかし、実際には本を読むだけで問題解決ができるほど甘くはないことも現実のNPOとつきあっていて痛感する。そのあたりの分析や対応方法まで書いて欲しかった、というやや無いものねだりの希望を込めて、星1つ減らした。