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環境税制改革の「二重の配当」

価格: ¥3,132
カテゴリ: 単行本
ブランド: 晃洋書房
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環境税=負担増ではないことをわかりやすく説いた一冊 ★★★★★
環境税は、環境をダシにした増税であり、国民に多大な負担を強いて、経済をダメにするという批判の声も大きい。しかし、環境税は、制度設計をきちんと行った上で導入すれば、環境対策になるだけでなく、雇用の創出などもうひとつの利点を社会にもたらすことが期待できる。これが本のタイトルでもある「二重の配当」である。
この本では、今後日本における環境税導入の重要性を、既に環境税(炭素税)を導入しているEU諸国、とりわけ「二重の配当」によって温室効果ガス排出抑制と同時に当時の懸案であった失業問題をある程度解決したドイツの事例を取り上げながら、わかりやすく論じている。
環境対策は決して社会に負担を強いるものではなく、上手く行えば「一粒で二度美味しい」ことを明確に示唆した一冊。環境に関心のある人は是非読んで欲しい。
二重の配当か、それとも二重の損失か? ★★★★★
ネガワット以来、著者の論文等を読むと、我が意を得たり!といった感覚で激しく同意できるが、何故か政策づくりでは取り入れられない環境税(炭素税以外も含む)による経済政策の最新作。
ニコラス・スターン博士に言われるまでもなく、環境投資(対策費用のうち元が採れるようなもの)を、全て先送りにしていては、後で痛い目に遭うのは明白。
不作為による損失は大きくなるばかりなのに、現状の居心地の良さを断切れない政策決定者(企業経営者を含む)には、すぐに代わってもらいたい。
そのために、研究者だけでなく、大学生、良き企業人、経営者にもこの本をお薦めする。
もはや環境の荒波を防ぐ事や無視する事はできず、木の葉のように水面で揺れるだけなのか、こぎ手を動かし波に乗ることができるか、ぜひとも二重の配当を手にしたい。