ライフサイクル理論 〜市場の性格を掴み、対策を打つ〜
★★★★☆
キャズムとは、
少数の進歩派によって構成される初期市場と、
一般的な利用者からなる主流市場との間にある
「深い裂け目」
「巨大な亀裂」
この両者の差異は、市場の性格が全く異なることから起こる。
前半部では、
ライフサイクル理論とも関連させ、キャズム理論の概要が記載されている。
キャズムを越えられなかった、PDAの具体例などが用いられ、平易に理解できる。
後半部では、
クロッシング・ザ・キャズム戦略、
そのキャズムをどう乗り越えるかについて。
1.具体的かつ実利的な目に見える成果
2.工夫なしに簡単に使えるユーザ・インターフェース
3.過去の実績
を命題にし、
(主流市場内の)ニッチ市場の選定、ホールプロダクトの構築、
ポジショニングの設定、流通チャネルと価格の設定
などの戦略についての詳細が記載されている。
マーケティングや営業施策立案の際の一要素に。