不動産を「資産」のひとつとして冷静に分析する視点を提供してくれる一冊。
★★★★☆
本書で、特に優れていると思われた点が2つあります。
(1)不動産を「資産」として冷静に評価する視点を提供してくれる
「先祖代々受け継ぐもの」との硬直した視点から脱して、あくまでも「資産」のひとつとして、収益を生むかどうか、将来に向けて価値はどう変わるか、などの視点から冷静に保有不動産を見直すことを教えてくれます。
(2)相続「税」対策を超えた、真の相続対策
不動産を保有する人向けの「相続対策」と謳われる情報は、従来はほとんどが税額を下げるためのノウハウでした。
本書では、遺された家族の生活を支えるために最も効果的・効率的な相続計画という視点を提供しており、複数の事例も掲載されています。
土地・不動産をお持ちの方には、ぜひお薦めしたい一冊です。