インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

観光学入門―ポスト・マス・ツーリズムの観光学 (有斐閣アルマ)

価格: ¥2,484
カテゴリ: 単行本
ブランド: 有斐閣
Amazon.co.jpで確認
観光学の入門書としてはなかなかの出来 ★★★★★
本書は、地域おこしの手段としても注目される「観光」を学問として整理した、いわば観光学の入門書。
第2次大戦後の西側諸国における大量生産・大量消費社会の出現に伴うマス・ツーリズムの発生とその行き詰まり、カウンターパートとしてのオルタナティブ・ツーリズムの隆盛までをうまく整理した良書である。
似たような入門書には内容の古いものも多く、こうした近年の動向までをきちんと初歩から説明している点に非常に好感が持てる。
地域の観光を考える上で陥りがちな問題点についてもうまく整理されているので、学問として観光を学びたい向きだけでなく、観光を実践している人々にもお勧めできると思われる。

特に注目したいのは、近年のオルタナティブ・ツーリズムの中でも日本各地で盛り上がりつつあるグリーン・ツーリズムに関する記述。
「グリーン」という言葉の語感からエコ・ツーリズムと混同されることも多いグリーン・ツーリズムについて、その成り立ちから施設等に求められる要件、景観との関わり等、充分とはいえないが必要最小限度のページが割かれており、まちおこしの手段としてのグリーン・ツーリズムに関心を持った読者が「『グリーン・ツーリズム』の『ツーリズム』って何だろう」と更なる関心を持った際にも、本書がその助けとなろう。

本書を読んで更なる関心を持った際も、関連文献リストが付いているのもありがたい。
とりあえず観光のことについて知りたい方には、一読をお勧めしたい。
突っ込みどころが多い ★★☆☆☆
観光学という学問自体の問題だと思うのですが、
モデル図を見て「どうしてこうなるのだろう」とか、
「別のパターンがあるんじゃないか」と考えると、
あまりに多くの疑問や例外が見えてきます。
入門にしてももっと厳密な言葉やモデルを使わないと、
観光学という学問が育たないのではないかと思いました。
観光学完全網羅 ★★★★★
観光を基本から応用まで詳しく書いてある。卒業論文執筆時も常時手元において見た。従来のマスツーリズムからサステナブルツーリズムに移行する最近の傾向を捕らえて、グリーンツーリズム、エコツーリズムまで紹介してあるレベルは観光学の出版物では光っている。観光行動のマズロー欲求5段解説の紹介は、目からうろこが取れるくらい今までにない考え。観光学の初めに読む本である。