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ブラジル 巨大経済の真実

価格: ¥2,052
カテゴリ: 単行本
ブランド: 日本経済新聞出版社
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非常に良い本 ★★★★★
ブラジルの経済や政治について、わかりやすく、豊富なデーターを用いながら、かつ重要な論点を踏まえて解説しています。教科書的な本としては、現在手にすることが出来るもののなかで、最も優れたものだといえます。価格も手ごろ、本の大きさも扱いに困らない、ハードカバーなので書き込んだりするのもやりやすいです。

唯一の欠点としては、とりあげられたデータのうち最新のものが2006年というようなパターンもある、ということでしょうか。たった4年前なのですが、ブラジル経済の変化の大きさもあって、現時点(2010年8月)からみれば、若干、データーが古いイメージがある、ということです。ただし、出版されたのが2008年であることを考えると仕方ないことだと思います。

個人的には、さらに最新の状態にアップデートしたもので(それは今ではなくても、オリンピックが開催されるまででも良いのですが)、かつ、この本より一段階、ページ容量や考察をさらに深めた、書物を、著者に書いていただくと、面白いと思いました。

実は、自分はブラジルに行ったりしたことはあったものの、経済についてほとんど知識がなく、正直、あまりブラジル経済や政治について興味がないという有様だったのですが、この本のおかげで、すごく、興味が出てきたような気がします。というわけで、多くの人に、この書籍をすすめたいと思いました。
教科書 ★★★★★
ブラジルへの進出を考えている企業、投資を考えている人すべてに対しての教科書的本だと思う。
数字を豊富に使ってわかりやすく、また全体像だけでなく、地域に対しても話題が豊富で面白く読める本です。

「目覚める大国」の解説書 ★★★★★
本書は銀行・会計事務所勤務を通じて、ブラジル経済の専門家となった著者が、直近のブラジルの魅力を詳細に解説した書である。個々のデータ・情報はある程度入手可能であるが、こうした形で纏まった一冊になっている点に価値があると思われる。

BRICsの一角として数えられて久しい中、経済成長は新興国の中では低い方であるが、食料・エネルギー・金属等、資源の豊富さやインフレ抑止策の有効性などから、この所評価が高まっている。2008年は日本からの移民が始まってから丁度100年に当たり、「日伯交流年」であり、リオのカーニバルでも日本移民がテーマになる等、日本に対する関心や親しみも強く、日本から見て非常に魅力的な国である。

ブラジルと仕事の関連がある人は勿論、存在感が高まりつつあるブラジルを一般知識として知っておく為にも有効な一冊であると思う。
ブラジルの現況(2008年初頭) ★★★☆☆
 BRICsの一角を占めるブラジルの「現状」についてまとめた一冊。
中身を一部紹介すると・・・

・ブラジルが伸びる理由
 (食糧・エネルギーを自給可能。その上、鉱物等の資源も有。
 工業でも飛行機や自動車や石油採掘の有力企業有)

・ブラジルのリスク
 (レアル高、インフレ懸念、大きな政府志向に伴う支出の増大。
 インフラが足りない)

・ブラジルの(外資を含む)有力企業
 (外資が何を行っているか?という点が一覧できるのは便利)

・カントリーリスクをどうやって克服したのか?
 (デノミの実施とアルゼンチンの様なデフォルトを行わなかったことで
 対外信用を維持した)

・現政権(第二次ルーラ政権)の概況
 (貧困層の底上げを第一義にしている。その政策故に国民の多数を
 占める貧困層の支持が強く政権基盤安定)

 ・・・等になります。

 ブラジルの現状を知るには良い一冊なのですが、ちょっと駆け足ペース
なので(中央銀行の月報等から引っ張ってきたデータ等も有り、この点は
有益)ちょっと踏み込みが浅い感を受けたのです。

 換言すれば新書で出す内容をハードカバーにしてみました、という感想
なのです。それ故に、コストパフォーマンス的にもちょっと辛い。