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HIROSHIMA 1958

価格: ¥3,780
カテゴリ: 大型本
ブランド: インスクリプト
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写真集として、映画の記録として ★★★★★
迂闊にも写真展や、それに伴うリヴァの来日は知らなかったが、この写真集を発見出来た事は僥倖だ。
先ず、リヴァの撮影した半世紀前の広島について、そこに息づく人の視点で捕えられていることに感心する。また、彼女が日本で求めたリコーフレックスは、ライカ版換算で焦点距離はどの位になるのか不詳だが、カバーや、P.30の池に浮かぶ折鶴などのパンフォーカス効果は見事の一語に尽きるし、P.8の、神社の石柱に登っている少年の足の間に見せる子供の表情は、ヌーヴェルヴァーグ映画の写角そのもの、と言って良い。一方、新広島ホテル前でのホテルスタッフと、或いは自転車に乗るリヴァの表情を写したものでは、衒いのない闊達な表情を見せているが、映画での憂いの濃い表情は流石に一流の女優のものだ。さらに、決して大柄ではないことも作中で優位に作用している、といえるだろう。
映画の記録としては、貴重な証言を知り得た。重要な舞台となったカフェ「どーむ」は当時実在ながら、内装シーンはセットだという。流石に、五社協定の一角を占めていた当時の大映だけのことはある。また、広島駅待合室のシーンも、ロケが不可能だった、との証言から、セットだろう。駅名板を画面に表わさず、夜行列車の発着を告げる駅員のアナウンスでそれと知らしめていることも心憎いが、あの場面のお婆さんは誰なのだろうか?また、リヴァ扮する女の出身地ヌベールのシーンは、そことオータンの両方でロケされた、という。オータンはヌベール以上にロマネスク美術で有名だが、オリジナルの台詞に出てくるサンテチエンヌ教会はヌベールのものに相違ない。また、川沿いのシーンもほぼ間違いなくヌベールで(ヌベールはロワールとアリエの合流点にある)、結局、街並のシーンの幾つかがオータンで撮影されたものではないだろうか。
何れにしても、本書を味わった上で映画を再見すれば、また新たな発見が極めて多い、といえるだろう。
1958年 暑い夏 ★★★★★
今になってこのような写真が出てくるとは本当に驚きだ。それもエマニュエル・リヴァの手で。「24時間の情事」については、撮影から相当の年月が経過しているため関連する資料が少ない。この写真集は、驚きの連続であった。戦後10年、荒野の中にたたずむドーム。人々が敷地の中を自由に出入りしている。のんびりした時代だった。戦争の記憶が薄まるに従い、人々の平和への祈りがドームを神聖なモニュメントへと昇華させ、人々との間に超然とした垣根を築いていった。カフェどーむ。本当にあったんだ。ホテルは今も残っている。これを機に、昨年エマニュエル・リヴァは写真展を開くため来日した。もろろん歳をとったが、さっぱりした清潔感は今も昔もかわらない。町を歩くと偶然にも写真の少年達と再開する。原爆の放射能を浴びた少年、少女、50年は草木が生えないといわれていた不毛の町。彼らは50年後の今も同じ場所で変わらない生活をしていた。今年の夏は、この本を片手に広島へ行こう。そして50年前と同じ暑い夏を肌で感じたい。この映画を心から愛する自分は、本を閉じた時、そう思った。
 わたしの生まれた歳のヒロシマ ★★★★★
 
 てれびで写真展を視掛けて以来、気にはしつつとうとう行けず、
写真集を待っていたら、やはり既に出ていたらしい、らっきー。
 
 綺麗な写真、清潔感あるヒロシマ、こんなに撮って頂いて、
有り難うございます、という感じかな、自分の生まれた歳のヒロシマ
なので、嬉しさ倍増です、永久保存でしょう。
 
 印象に残るのは、時代でしょう牛乳瓶を2本持って立っている
小さな女の子と、撮影者の写真、その他、当然当時の古い町並みが
かなり面白い、こんなんだったんだなあと楽しくもあり。
 時代、時間、歳月、驚きがいっぱいです。
 
 背景のヒロシマが見たいから、映画の方にも興味ありかな。
 
 関係無いけれど、夫がコネ?で2割引きで買って来ていたので、
更にらっきーだった・・!!!!
 お誕生日も近いから貰っちまおう。