モンタネッリの「イタリア史」シリーズのルネッサンス版の文庫化です。 非常に面白く、かつ分かりやすく書かれているので、初心者向きの本としてお奨めできます。 とりわけ本巻は、フリードリッヒ2世の死からコロンブスの「アメリカ発見」までの興味深い時代をあつかつているので、誰にでも楽しく読める作品となっています。
ローマ教皇庁の醜い権力争いから、ミラーノのヴィスコンティ家とスフォルツァ家の政権交代、ナーポリの素敵な女王たちの治世を経て、コンスタンティーノポリスの陥落に至るイタリア世界の歴史を十分に堪能することが出来ます