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武豊×オリビエ・ペリエ―勝つには理由(わけ)がある

価格: ¥1
カテゴリ: 単行本
ブランド: 小学館
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得るものは多い ★★★★☆
スポーツは結果だけを見ていると何の親しみもわかないが、その結果に至る経緯を知ると、選手に対して人間的な親しみを持つようになる。そうしてスポーツだけでなく選手を好きになっていくものだと思う。

日仏両国のトップジョッキーについて、まさにそういった勝負の経緯や彼らが常日頃考えていることを紹介している本である。直接彼らは何かを教えてくれるわけではないが、彼らの考えをひとつの成功例として我々にとって得るものは多いのではないだろうか。
二人の天才ジョッキーを比較するユニークな企画。 ★★★★☆
競馬ファンにはお馴染みの日本とフランスの天才ジョッキー二人、武豊とオリビエ・ペリエ。この二人に23項目の質問をして答を比較しているユニークな本でした。武さんのエッセイ等も読んでもその天分を感じられなかったのですが、比較をすることでこの辺がやっぱり違ってるのかな、と思い当たる箇所が見つけられます。時期的には、武豊が200勝を達成する前、ペリエが有馬記念を制する前。この対談(最終章に掲載)ネ降この二人は、前人未到の偉業をやってのけているので、もう一度やってもらいたい企画でもあります。残念なのは、現役ジョッキーであるがため、まだまだ言えないこともたくさんあるのではないかと察せられる点。これは仕方ないか。武さん、ペリエのファンの方は勿論、天才と言われる人の内面を覗いてみたい方にはお薦め。案外、面白い。
天才って… ★★★★☆
 プロスポーツ選手で、「仕事だから」という言葉を口にする人がいますよね? そういう言葉を聞いてしまうと、ファンとしてはなんとなくさびしいものです。

 でも、この2人は馬に乗ることを心から愛しています。すでに日本、そしてフランスのトップジョッキーでありながら、より高いレベルを求めて世界を飛び回る2人。天才同士が語る素直な言葉のやり取りは、読んだ人に心地よい刺激を与えてくれることでしょう。そして「やっぱりちがうな~」という結論が出ることと思います(笑

 ひとつ残念だったのは、1つ1つのテーマが完全にページ区切りになっている点ですかね。1つの話のあとに展開されたであろう雑談なんかもそのまま載せてくれればよかったのにな~と思います。天才の「普通」の部分が見えると、2人がもっと身近な存在として本を読めたでしょう。

世界で活躍する両騎手の競馬観とは ★★★☆☆
 今や世界で活躍する武豊騎手、そしてフランスを拠点に世界の大レースを勝ち、日本のGIレースも勝っているオリビエ・ペリエ騎手の2人が同じテーマで語っている言葉をライターである平松さとしがまとめたのが本書。読み始める前はてっきり武豊とペリエの対談だとばかり思っていましたが、対談は後半の数ページのみで、競馬に関する同じテーマでの2人の考えは競馬ファンであれば興味深い内容だとは思いますが、もう少し具体的な内容(同じレースでの駆け引きや騎乗した馬について)が読みたかったようにも思います。