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Saving the Sun: How Wall Street Mavericks Shook Up Japan's Financial World and Made Billions

価格: ¥1,439
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: HarperBusiness
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ますます日本のバブル崩壊後と酷似してきた米金融危機後を理解するために ★★★★☆
旧長銀の黎明から、バブル崩壊後の破綻、再度株式上場というゴール、という長い時間軸で(現)新生銀行の歴史を詳述する驚きの書。
著者は英紙フィナンシャルタイムズの東京支局長(当時)で、何とこの本を執筆するために休職したのだという。
あとがきで、著者は本書執筆のきっかけは元日銀理事にしてあおぞら銀行(旧日債銀)社長であった本間忠世氏の死であったと書いている。非常に重い執筆動機である。だからと言うことではないが、本書の内容は基本的に登場する人の側に重きをおいている。その中で、世間では「ハゲタカ」と思われているリップルウッド(結果、旧長銀を買収し再生)の人たちの意外な側面も明らかにされている。
今般の米国発の金融危機の危機後の対応については、時間が経てば経つほど日本のバブル崩壊後と酷似してきたとの指摘がある。私もその時代を経験した人間としてそう思う。
その意味で、本書を今読み直すことは、一定の意味があるのではないかと思う。
再生 ★★★★★
 企業戦士の闘いに、敬意を表します。
 ただ、農耕型と狩猟型との違いもあるのでしょうか。
バブルを理解する一冊。金融業界の文化を理解する ★★★★★
記憶にも新しいですが、長銀(日本長期信用銀行)が米国の外資系ファンドに買収され、新生銀行になるまでの過程を小説風に当事者達の視点から描かれております。

本書の素晴しい点は、長銀を取り上げていますが、日本の銀行が戦後どのような役割を持って政府によって作られ、役割を期待され担ってきたのか。そして、80年代の誰にも止める事ができなかったバブル。政府が悪いのか、システムが悪いのか、銀行の経営者が悪いのか、企業が悪いのか。と言った、銀行の歴史、文化、銀行経営の考え方なども書かれている点がひとつ。

そして、2点目は小説風に書かれているため、飽きずに読み進める事が出来る点。特に長銀の頭取であった大野木氏については、長銀入行からイギリスでの駐在、経営企画部など経て頭取になり、逮捕されるまでの人生、ドラマがあり非常に興味をひかれます。銀行の向かう方向性に矛盾を感じ、声をあげるも実現できずに、社会・時代の流れに流されていく葛藤が描かれています。

前半は長銀が上記のような歴史を経て、買収される経緯。後半は外資系の投資家達が旧長銀、新生銀行をいかに立ち上げるか、日本人との文化的な対立や、政府の対立・交渉を通じて、日本に新しい風を吹き込もうとする想いと難しさが、これも登場人物の視点から描かれており、面白く読めます。

日本の金融機関で働いている方は既読かも知れませんが、働こうと思っている方や金融機関を相手にビジネスをされている方などにお勧めです。また、バブルをあまり知らない世代(今20代中盤以前)の方にもバブルがどのようにして起こり、崩壊していったのかを理解するうえで、ためになると思います。
New Life ★★★★☆
I thought that this book was rather well written and the story was very well written. For anyone that is willing to hear the rise and fall of one of Japan's great banks, then this is the book. It can also given insight into the future. Since Japanese banks don't function similarly to Western ones, ideas can come from this book.
勉強になります ★★★★★
読んでとても勉強になりました。
とてもきちんと取材してあります。
企業のリスクを評価し、「リスクテイク」ということがどういうことかがわかります。
経営者としての情報力、コミュニケーション、根性、孤独、人生観が織りなす壮絶なドラマですね。