『コリアン世界の旅』で第28回大宅壮一ノンフィクション賞と第19回講談社ノンフィクション賞をW受賞した野村進さんが、日本を飛び出してアジア各地に定住した日本人を取材して、現地での生活における苦悩や喜び、そして失敗や成功を綴る。
この本を読むと、日本から外に飛び出した人は日本のことを本当に良い国と感じるか、窮屈でどうしようもない国だと感じるか両極端であることに気付かされる。また、アジア各地に飛び込んでいった人の中でカルチャーショックを受ける人が極端に減っていることにも気付かされる。
いつか日本を飛び出して、アジア各地に定住するのも大いにありかなと思わせられる本である。
ソレデハ…