標準的な内容
★★★☆☆
熊楠のことを知りたいと思ったとき、ビジュアル面ならばまずはこの一冊がおすすめです。
なかでも必見は、大学予備門の成績表の写真で、そこにはクラスメイトの名前もあるのですが
以下に列記すると
夏目漱石、正岡子規、秋山真之、尾崎紅葉、山田美妙、幸田露伴、平岡定太郎(※三島由紀夫の祖父)…
彼らはその後、官と民に別れそれぞれの道を悩みながら進んでいきます。
一見、超然とした態度におもえる熊楠も横目で彼らを見ていただろうし、彼らもチラとでも熊楠を見ていたと思います。
おなじみの彫りの深い熊楠の顔写真(カバーのもの)、そして洋行前の集団撮影したときの紛れてしまいそうな露出の甘い写真。
その両面が熊楠を象徴しているようです。
熊楠の紙上博物館
★★★★★
この小さな本の中に、熊楠の世界が凝縮されています。
豊富な写真と、資料は、白浜の熊楠の記念館に匹敵します。
これは、熊楠博物館だ
★★★★★
白浜の熊楠記念館へ行けなくても、
この本には、豊富な写真や資料がいっぱい載っている。
この値段で、とビックリする。