害虫殲滅工場―ミバエ根絶に勝利した沖縄の奇蹟

価格：￥800

カテゴリ：単行本

ブランド：中央公論新社

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知られざる工場が沖縄にはある ★★★★☆

タイトルにいきなり圧倒された。『害虫殲滅工場』初見ではいったい何の事なのか戸惑うだろう
害虫駆除ではく、害虫殲滅（せんめつ）である。
殲滅とは、１匹残らず根絶やしに全滅させることである。
通常の農業でも害虫駆除は行われる。だが、害虫を殲滅することはできない。
必ずや一部の生き残りの虫が子孫を作り、害虫駆除に終わりは見えない。
『沖縄・小笠原地域のミバエ駆除事業』では常識を超えた機知と労苦により
最強の害虫＝８ミリの悪魔＝ウリミバエ・ミカンコミバエを完全に滅ぼす奇跡がおきた
その結果、沖縄産の野菜が本土に出荷できるようになったのはごく最近なのである。
このような駆除成功例は世界的にも他に例が無い。
不妊虫散布によるミバエ類根絶。この成功には沖縄の背負ってきたものの重さ、
沖縄ブームの礎を築いた、沖縄の先人（ウヤファーフジ）達の知られざる努力を思い知らされる。

何年たっても思い出に残った ★★★★★

科学はまるっきり駄目な女子のときに読みました
害虫も農業もまるっきしわからなかったし、
沖縄の紅芋を沖縄の友人からジュースと偽ってプレゼントでいただいたことがありました。
どうして沖縄の紅芋を本土に持ち帰ったらいけないの

それってもしかして、沖縄に対する差別？？なんて
とんちんかんな考えを持っていました。

ごめんなさい、間違っていました
何の認識も害虫被害に対する認識がありませんでした。

そんな私が、そうだったんだーって思いながら
まるでミステリーを読むように夢中に一気に読みました

何年も前に読んだ作品でしたがとても面白かった

プロジェクトXの原作本です ★★★★★

NHK「プロジェクトX」で沖縄のミバエの根絶の回（題名忘れました･･）
の原作本ですね。エンドロールに書名が登場してました。
プロジェクトXよりこの本をのほうが内容が濃いです。　

沖縄産ゴーヤーが食べられるわけ ★★★★☆