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死の貝

価格: ¥9,208
カテゴリ: 単行本
ブランド: 文藝春秋
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知らなかった、知ってよかった ★★★★★
かつてと言ってもほんの最近まで、このような地方病があったことさえ
知りませんでした。自分の無知に反省です。このような事があったことさえ
忘れられているのは悲しい事です。権力を持たない人や貧しい人、力ない人たちが
バタバタ亡くなっていっても、人々は忘れてしまうのですね・・・・
それからこの病気を撲滅した研究者、発病地方に住みながら戦った方に敬意をはらいたいです。まあとにかく面白いです
世界ウルルン滞在記が、ある意味怖くなる本 ★★★★★
住血吸虫症というかつては原因不明の不治の病を、数十年かけて撲滅するまでが書かれています。
一人の神憑り的な天才が撲滅したわけではなく、あらゆる人々の体を張った努力の結晶が実を結んだ
というのは、やはり日本人だからできたのではないか、などと思ってしまいます。
今年、日本での、狂犬病での死亡者が出てしまいましたが、この本で、日本とアメリカが戦争をしていた頃
あの地はマラリアがあるから、兵を送るのは日本兵が病気で自滅するまで待った方が良い、などの判断は
知らない土地で感染する病気の恐ろしさがよくわかります。
非常にお勧めです! ★★★★★
かつての日本には「日本住血吸虫症」という恐ろしい寄生虫によるがありました。
水を媒介して伝染する寄生虫で、慢性化すると対処のしようがない、そんな病気です。現在も世界に2000万人の罹患者がいる病気。
それを完全に駆逐した、日本。

古くから甲州などの豊かな地域に存在する風土病として恐れられたこの病気が、どのように研究され、どのように対策を練られ、どのように撲滅にいたったのか、非常にこころを動かされる物語がこの本に記されています。

医療に関わる人間であれば、公衆衛生とはなんなのか、医療者とは何ができるのか、飛行機などによって簡単に生物が世界各地に運ばれるという現在にどんなに恐ろしい危険が潜んでいるのか、感じてみるためにも必読の本だと思います。
日本住血吸虫をどのように根絶したか ★★★★★
長年、日本人を苦しめてきた日本住血吸虫とツツガムシ(恙虫)について詳しく知りたいと思っていました。
日本住血吸虫に子供の頃寄生されると、肉体的にも成長せず、知能も発達しないという恐ろしい病気です。(20才になっても8歳ぐらいの外見と知能らしい)
小林氏にはぜひツツガムシについても書いて欲しい。「つつがなく」という言葉はツツガムシがいなくてという意味らしいが。
人生を変えた本 ★★★★★
この本であつかわれている日本住血吸虫は日本で山梨県、広島県、福岡県、佐賀県で流行していた寄生虫です。
しかし、寄生虫病の根絶は日本が世界に誇ることが出来る事にもかかわらず、
現在では全くと言っていいほどこの寄生虫のことを知っている人は居ません。
私はこの本を読んで衝撃を受けました。

日本の業績を後世に伝える医学誌発掘ノンフィクションです。