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二〇三九年の真実―ケネディを殺った男たち (集英社文庫)

価格: ¥1
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
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マスターピース? ★★★★★
「二人の首領」共々、内容のあまりの凄まじさに著者の身を按じつつページを繰った思い出のノンフィクション。
カベル・・・この名前のもつ意味に心が震えたのを思い出す。

「ただ栄光のためでなく」「男たちの伝説」「英雄たちのバラード」「男たちのバラード」と夢中になって読み漁る一方、
著者の人生訓に、まぶしすぎるものを感じ始め、しばらく遠ざかっていたのだが、
後年、鑑賞した映画「JFK」で主人公ジム・ギャリソン役のケヴィン・コスナーがラストに演説した内容と、
著者の推理があまりにも酷似していることに、またしても驚かされるはめになった・・・

米本和広氏、岡留安則氏の指摘が実に痛い・・・
週刊文春に連載されていた「二〇三九年の真実」に、出典を明記せず何かの資料を引用しているフシを感じた文芸春秋社は、
単行本出版から撤退することになり、以来、集英社お抱えのスター作家、落合信彦となった。
米本和広氏によれば、
「二〇三九年の真実」(1979)は、"Coup d'Etat in America(クーデター・イン・アメリカ)" Michael Canfield(1975)
「モサド、その真実」(1981)は、"Mossad: Israel's Secret Intelligence Service" Dennis Eisenberg(1978)
からの盗作だそうである。
ケネディが麻薬中毒だったことは、森巣博著「非国民」にも述べられている・・・
落合氏に対しては、「いい勉強をさせてもらいました」という他ない・・・
本書を読まずしてケネディ暗殺を語るなかれ ★★★★★
今から十数年前、当時高校生の頃本書に出会い衝撃を受けました、大統領さえも暗殺される国家、真実を捏造し犯人を作り出す国家、自由と正義が虚構であった国家、そして、その国家に戦後従属し続ける愚かな我が国家、本書を読んでいろんな視点から物事を見る事の重要さを学びました、真実を知ることは真の歴史を知ることである