私は、かつてフジテレビで優斗君の生き様が「ゆっぴいのばんそうこう」と第して定期的に特集を組まれていたのをはっきり覚えている。(それは、優斗君が亡くなるまでの8年に渡って続いた)重度の脳性麻痺で、普通ではあり得ないようなことが次々と優斗君を襲いながらも、家族や優斗君は何度もそれを乗り越え、明日に向かって生きようとしていた。それは、この本を見ても十分に伝わってくる。
この本は、あの優斗君の生き様を呼び起こさせるのもさる事ながら、障害を持った子供と過ごしていく親の苦労、そして子供が重い障害を持ったからこそ出来る親子の絆などを知るには大変貴重な本ではないだろうか。