内容はすばらしいけれど
★★★☆☆
内容的には、すばらしい。
ただ翻訳がまずい。意味が分からず読み返す箇所がいくつもあったし、誤訳らしき箇所も。
もうちょっとこなれた訳だったら読みやすかっただろうに。
マダム・クロードの思想
★★★★☆
思想といっては大げさかもしれないが、一つの考え方、価値観としては完結したものであり、参考になった。服装、身だしなみや作法だけでも本当に整えることが出来れば、それは幸福につながりえるということだろうか。本当にというのは精神性を伴っているということであり、その精神性が何なのかは本書を読んで理解して欲しいところではある。しかし娼婦という特異的な職業が題材となってしまっているために、読者の共感を呼び込みづらくなっている。娼婦というだけで男女関係が隷属的なイメージを与えてしまう可能性がある。偏見にとらわれずに読むことが出来れば、若い人には新しい何かを見出すことが出来るであろう。
変な意味 夫婦関係にも役立つかな?
★★★★☆
男性が女性に 求めるモノ?が とてもわかりやすく書いてあります。売春宿という特殊な中での話しですが、変な意味 夫への接し方の 良きヒントになる面も あります。興味深く 読みました。
期待はずれの一作
★☆☆☆☆
仏訳しているからなのか文章そのものが不完全で魅力を感じることなく、内容はただダラダラとした回想録とこんな人たちが私のお客だったと言う自慢話。何か女の子達に特別の教育をしていたのかと思えば整形させて、着飾らせて、のありふれたこと。しまいには”私は絶対に口を割らないのが凄いのよ”ばりの話でしたが、どんな世界でも余計なことを言わないのは当たり前。
結局、銀座で流行らなくなったクラブのママが”昔はこうでああで良かったわあ”というのと同じレベル。
参考になりました
★★★★☆
一流の女(人としての一流ではなく、性的な存在としての)を目指すことがどんなものか、という意味を教えてもらった気持ちです。正に愛の国おフランスと感服するのみです。
売春を肯定する意図は全くありませんが、女性を蔑視したお安い性意識や、性を軽んじる風潮のはびこる今の日本にはどんなに背伸びしても追いつくことの出来ない毅然とした冷たいまでの美学が、そこに存在していることを感じました。