その前の準備としてガムランについての本やCDを探していてこの本に行き当たりました。私たち「外国人観光客」のためのものではない、本当のガムランの姿、バリの人たちの思いを垣間見てショックを受けました。
私にはここまでバリの深いところに飛び込んでいくことはできない、これからも外の人間としてバリと関わっていくだけなんだということも実感しました。
それでも、ダンスを見たりガムランを聴いたりするとき、少しでもバリの人たちの思いを感じとれるようになれたらいいなと思いました。
その中でもこの本はとてもガムランに詳しくてびっくり!
それもそのはず、著者の皆川厚一氏は大学生の時
ガムランに出会い、魅せられ、バリに留学したほどの方でした。
実際にバリで生活して得たガムランの知識は
とても詳しく、そしてわかりやすく興味深い。
また、ただガムランについて語っているのではなく
バリやバリの人々を見つめる独特の視点はとても新鮮で
読み物としても最高におもしろい一冊。
ガムランやバリ、そしてバリの心に興味のある方は是非!