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死んでたまるか!―波瀾万丈の人生と全闘病記 難病「掌蹠膿疱症性骨関節炎」完治への闘い…

価格: ¥1,863
カテゴリ: 単行本
ブランド: 主婦と生活社
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掌踵膿胞症が完治することを知って、うれしいです! ★★★★☆
奈美さんのおかげで、掌踵膿胞症は不治の病気じゃない、治る病気なんだと知ることができました。私も関節が痛くて整形外科にかかっていましたが、関節が痛いのは、掌踵膿胞症の症状のひとつなんだと知ることができました。人知れずこの病気の不安と闘ってきた人には朗報でした。

奈美さんのかかった前橋先生は免疫内科の先生ですが、2年前皮膚科学会にも招かれ発表し大変な反響を呼んだそうです。
残念ながら前橋先生の病院は、予約でいっぱいで300人待ちで受診できませんが、ビオチンのこと、病気の様子を知ってよかったです。
アメリカの医学情報にも、掌踵膿胞症は、40~50パーセントの人はビオチンを服用することで治ったという結果が出たというのをみつけ、ビオチンを飲んでみたいと思いました。何しろ下痢してばかりいましたから、腸に問題があると思いましたので。

かかりつけの病院の先生にビオチンを試してみたいとお願いしましたが、取り合ってもらえませんでした。それで自分でビオチンをネットで買って、前橋先生の学会発表の資料を基に薬の量を決めて飲んでいます。2日目に身体が軽くなり、これはいけるかもと思いました。数日後皮膚にも変化が出てきました。

とても好調です。私の場合はビオチン不足だったようです。ステロイド薬もつける必要がなくなりました。この病気とさよならできるのが嬉しいです。

ビオチンに科学的根拠はありません。 ★☆☆☆☆
掌せき膿疱症性胸肋鎖関節炎はそう珍しい病気ではありません。専門の皮膚科医であれば、診断できる病気の一つです。そういう医者に巡り会えなかった著者をとても残念に思います。
まず、この病気の原因がビオチン欠乏にあるという科学的根拠はありません。原因についてははっきりと解っていない病気です。著者を治療した医師が本文中でこの病気について語っていますが、その医師が発見したという内容の論文はPubMed(医学論文をほぼすべて検索できるサーチエンジン)では見つけることが出来ませんでした。科学的に十分に吟味されていない内容を、影響力のあるマスコミやタレントを使って宣伝するこの方法はアトピービジネスに近いものがあると感じます。
この病気はNSAIDs(痛み止めの種類)を何ヶ月か使い続けると自然軽快することが知られています。ビオチンを使わなくとも、僕の患者さんは不自由なく日常生活を送れるくらい改善しています。本の内容からはビオチンが効いたのか、自然軽快した時期がたまたま重ねっていたかは不明です。そういう意味で全てを鵜呑みにしてはいけない内容だと思います。
「絶対治ります。」と言って、苦しんでいる患者さんを喜ばせることは簡単です。治らなければ「私の言ったことを守っていないからだ。」といえば済むことです。でもこれこそ医者の傲慢ではないでしょうか。医者は神ではありません。「治らない」「解らない」病気があることを認めることから、医学は進歩するのではないでしょうか。
患者さんの「治したい」「信じたい」という気持ちは十分にわかります。しかし、医療は宗教ではありません。信じれば治るというものではありません。医学は科学的根拠に支えられているものです。感情的にならず冷静に判断して欲しい内容の本です。