スピルバーグの色
★★★★★
この作品は戦闘について極めて写実的に描かれている。戦争とは政治的に行われるもの…そこへ政治的にただ政治的に必要に迫られ一人の二等兵を救う為に八人の兵士が戦闘に赴き戦う。それぞれが任務に対する不満や葛藤を思い任務を遂行していくがラストシーンは戦闘のルールを守ったが故の皮肉…まさにどちらが良い悪いなど一切の描写なく戦闘の本質を描いている。
中盤にあるわざと?逆光で撮影したシーンが戦闘のむなしさ、矛盾、悲しさを黙々と描いていて秀逸な作品です。
これこそ戦争アクション!
★★★★☆
最近の戦争映画作品は痛快すぎてもダメ、悲惨すぎてもダメ、非常にバランスが難しい中にあって、この作品は割りとパリティ。
なんといっても、冒頭のつかみノルマンディー上陸からずっと内容に引き込まれていき目が離せません。
最後までテンポのよさはサスガ聖林映画と言える。
しかし、敵役(的役)のドイツ兵が全員スキンヘッドなのは、ユダヤ人スピルバーグの悪意。
タイガー戦車は、多分ソ連のT-34/85sを板金して変身(本物とは転輪の並び方がちがうモンね〜)。
ハノマーグ・ハーフトラックはチェコ製OT-810を加工してるんだろう。多分。
演出の妙で見事にそれっぽくは見える。
戦争映画好きには、マストバイアイテムと言えるでしょう。
スピルバーグ軍神の戦争映画
★★★★☆
内容は、簡単に言えば一兵士をミラー大尉率いる小隊が敵陣奥地に救出に行くと言う内容ですが、スティルバーグ監督のリアりズムな映像でいいんですが、出来ればもう少し救出に向かう小隊の兵士の内面をもう少し掘り下げて欲しかつた。熱燗は、最初の15分〜20分の上陸戦闘シーンぐらいかな〜。と言う事で、星4つにしました。どちらかと言うとお勧めは、上陸以降の戦闘物語バンド・オブ・ブラザースがお勧めです。やつぱり、コンバツトが最高かな!私の購入したのはアドバンス・コレクターズ・エディションですが、良くチエックせずに購入したせいで、日本語吹き替えがなかつたので残念でした。日本語吹き替えでも映画を見たかつたょ〜皆さんも、購入する前は良くチエックした方がいいですよ。
真実を告げる映画として頂点に立つ作品
★★★★★
スピルバーグ監督はこの作品で、戦争がどれほど残酷で愚かなものか、究極のリアリティと臨場感を持って提言している。もっとも過激な冒頭の戦闘シーンは、戦闘の実態や、極限状態に陥った人間の心身の状態を最高のテクノロジーを駆使し完璧なまでに表現している。ストーリーに文学のような緻密さはないものの、人間の強さや弱さ、愚かさ、はかなさを伝える全ての要素が含まれている。多くのシーンで「自分だったら、こんな時どうするだろうか」と考えさせられるが、どんなイメージも浮かばないのだ。それは、恐らくこの映画が限りなく真実に近いからだろう。この映画を見終わったとき、誰もが戦争という人類最大の汚点について深考させられるはずだ。