兼高かおるが出てきそう・・・
★★★★☆
少々古いですが兼高かおるの世界紀行のようなセンスの映画。
イギリスとイタリアのローカル色が前面に出ていて楽しめる。
スタイリッシュと言うべきか、どこかおかしなイタリアマフィアとの
金塊の争奪戦をもっと描いた方がお話は面白くなったような気はするし、
カーチェイスも今どきの映画に比べたら、とてつもなくのんびりしている。
そこら辺は、リメイク版の方が上かもしれない。
今は無くなってしまった(と思う)トリノ・フィアット自動車工場の屋上にある
テストコースでのミニとアルファロメオのパトカーのカーチェイスが私の
お気に入り。人によって、様々な楽しみ方ができそうな映画でした。
(そういえば・・・コンピューターの効果音って昔はこうだったよな・・・・
味気ない電子音を廃止して、この映画で使われてる効果音を使ってくれないか・・・
・・・また、イタリア以外のヨーロッパ映画に登場するイタリア人がお決まりの
イタリア人であるところなど、楽しめる!!)
ミニミニ大作戦 コレクターズ・エディション [DVD]
「黄金の七人」みたいな映画でよかったです。
★★★★☆
ミニミニ大作戦 (1969年 / アメリカ )
THE ITALIAN JOB
監督: ピーター・コリンソン Peter Collinson
出演: マイケル・ケイン MICHAEL CAINE
ミニに乗っていたので、この映画を前から見たいと思っていました。
「黄金の七人」みたいな映画でよかったです。
小宮山隆央
肝心なところで失敗してるのがおしい!
★★★★☆
なんかルパン三世系のコメディタッチ軽快な泥棒モノです
レトロなスーパーカー満載なので、そのあたりがお好きな方にもオススメです
トリノの街をわざと渋滞させて、小さいミニをフル活用して金塊を強奪するという
強奪の際、銃を使ったり、人を殺したりしないのもいいですね
しかし、このトリノの渋滞、予算がないから車数十台で道を塞いでほんとに街中渋滞にしたっちゅーからすごい
商店街の中を走るのも店主たちに何も話してなくて、苦情がきたとか
宮殿の中も借りる時に車が走るとは言ってなかったとか
昔は無茶してますなー
ある意味、二度ととれない映画な気がします
この映画、古いながらもけっこう面白いんですが、肝心な所で失敗してるんですよね
●カーアクションは多々あるのですが、何故かカークラッシュは走っている車ではなく、止まっている車が壊されるというものが多いのが残念
●クインシージョーンズの音楽はなかなかいいけど、肝心な逃走シーンは何故かずっと無音楽なんですよね、あそこにもうちょっと盛り上がる音楽がほしかった
●最大の見せ場、ビルの屋根から屋根へのジャンプシーンカメラ位置が悪くて、ほんとうに高いところの屋根を飛んでいるのにそれがわからない、残念
●水道管を走るシーンで1回転する予定だったが、結局、スピードが上がらずできなかった、残念
●ラスト、ドリフみたいなコントはよかったんだけど、続編につなげるため非常にちゅうと半端で終わっちゃうんですよね、残念(ルパン三世ならあそこで金塊はバラバラーって湖に落ちてっちゃいますね)
これらがうまくいってれば、とてつもなくすごい映画になってたと思うんですが残念です
あと吹替えが主人公 広川太一郎 ヒロイン 小原乃梨子 なのがよいです
バッチリです
クライムコメディの佳作
★★★☆☆
いきなりランボルギーニ・ミウラが疾走してる様は、スーパーカー世代の心を鷲掴みだ。
音楽もラウンジ・ボッサ風でなんともレトロでオシャレな感じ。(クインシー・ジョーンズ!)
そのあとトンネルで爆発して吃驚。(当然本物のわけは無いでけどね)
で、死んじゃった人がイタリアの金塊を狙ってたという設定で、それを託されるのがマイケル・ケイン。
この主人公色男なんだけどどうも憎めない感じ。下手になんでもできるスーパーマンじゃないところが良いのかもね。(腕っ節は弱い)
渋滞を巻き起こしてミニ・クーパーで逃げる作戦を決行するけれども、ここでのカーアクションが見ものとなってます。
それからイタリア・マフィアにも目を付けられてジャガーEタイプやアストン・マーチンがブルドーザーでつぶされて崖下に落とされちゃうシーンも見物。(後始末したのか?)
なんだか主人公のキャラクタはルパン三世を彷彿とさせるんですけど、計画がトントン拍子に進みすぎてスリルが少ないのと、主要な人物が主人公とボス(ノエル・カワード)以外突出したキャラクタがでてこないというか、やけに登場人物が多すぎて印象に残らないのが難点。
もっと登場人物を絞って、次元や五右衛門のような魅力的な相棒キャラクタを作れていたらもっと魅力的な作品になったと思います。
最後のどんでん返しは、秀逸。少なくとも観る価値は十分過ぎるほどありますよ。
最高におしゃれでクールで格好いい!
★★★★★
マイケル・ケインがお洒落で軽快で格好いい!クィンシー・ジョーンズの音楽もクール!広川太一郎の吹替えも最高!おまけにDVDのメニュー画面までが楽しい!
映画の内容は400万ドルの金塊強盗のお話なんですが、いかにも英国的なユーモアをまじえながら、ひょうひょうと計画が進んでいきます。マイケル・ケインの軽さが最高で、出演作品を選ばない彼のB級映画の最高傑作でしょう。刑務所の中で服役中とは思えない待遇のギャングのボスや、太目の女性に目がない教授、一人だけシリアスなイタリアン・マフィアのボスなどの脇のキャラクターも最高。
しかしなんと言っても金塊強奪後のミニクーパーのカースタント・シーンが圧巻。水道管の中を振り子のように走り、大型建築物の屋根に登り、階段を駆け下り、どんなに狭い道でも赤・白・青の3台のミニが絶妙のコンビネーションで走り抜けて行きます。トレイラーなどの大型車両で周囲をぶっ壊しながら走る重量級の派手なカースタントではなく、あの手この手を使ってアイデアで勝負のカーチェイスが最高に楽しい。超大作の予算やCGなんかなくてもここまで出来ることに感動すらおぼえる。
最後の「おいおい、ここからどうするの?」と言いたくなってしまう中途半端な終わり方も、この映画の場合は正解か。