インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

Supposed Former Infatuation Junkie

価格: ¥300
カテゴリ: CD
ブランド: Maverick
Amazon.co.jpで確認
アラニス・モリセットは、1997年に母なるインドを訪ねて新たな落ち着きを得た。そして至福感にひたりながら『Supposed Former Infatuation Junkieのために17曲書いたが、そのいずれも啓蒙と自己認識を求める内容ばかりだった。多くのファンが予想通り失望したことには、モリセットは今自分に対して腹を立てている。しかし、1995年の記録破りの『Jagged Little Pill』の続編として待望久しいこの作品は失敗作などでは決してない。ジミー・ペイジの歌集から借りた暗く渦巻くようなサイケ調のリックが染み込んだこのCDは、逆説めいたことに『Pill』よりも謎に満ちていると同時に秘密を明かしてもいる。そして『Junkie』は、モリセットは自分のすべてをファンにさらけ出すことを躊躇しない――そのスタッカートによる意識の流れスタイルを再び用いて自分の秘密や性格上の欠点を少しあけすけに過ぎると感じられるほど虐待や失恋、自己を責める話の中で打ち明けている――ことを示す一方で、この音楽界のスフィンクスが秘密にしておくものは何なのだろうとも思わせる。Babaでは流行りの啓蒙への理解を鼻であしらって、より説得力のある霊性を持つようになっている。 Would Not Comeも似たようなテーマへ回帰しており、自分の日記をざっと見せている。Would Not ComeとYour Houseは、性的なほのめかしのヒントだけを見せている。自分を捨てた恋人に対する仕返しをしたのは、パーカッションを多用したAre You Still Madの中だけだ。今度はYou Oughta Knowのときよりもはるかに微妙な形で仕返しの話を語っている。一方、このCDの中でも一際抜きん出ているのは、Thank Uとヒップホップ調のSo Pureだ。一つだけ(元々一つしかないのだが)不満を述べるとしたら、モリセットの矢継ぎ早の言葉遊びがときに大音響の楽器の音色にかき消されてしまうことだ。世界的なレベルのリズムと凝ったギタープレイはこのアルバムに新鮮なひねりを加えてはいるが、ときに彼女のメッセージを埋もれさせてしまってもいるのだ。 --Jaan Uhelszk