シリーズ完結、悪魔滅びたり・・・
★★★☆☆
悪魔の子、ダミアンが32歳に成長。亡き義父の残した財産と名誉を利用して、英国大使の座を奪い、世界征服に乗り出すという展開。
ここでグランドクロスみたいな出来事で救世主がイギリスに誕生、その子供をダミアンから守り彼を抹殺するためにイタリアから7人の使途が集結する。
ダミアンが成長して、悪魔が世界を支配しようとする流れは一貫して筋が通っている。この流れで大団円が迎えられれば、壮大なるホラー大作の終焉にふさわしかっただろう。
オープニングの救世主誕生の高揚感、ブーゲンハーゲン由来の聖なるメギドの短剣が一本一本集まっていく様はとてもスリリングで良い。
しかし・・・その後の展開。使途が弱すぎた。あまりに弱すぎた。これでストーリーの締りが無くなり、最後はゆる〜くハッピーエンド。
惜しかった1本である。