「現実と非現実の境界が曖昧になる」という演出が斬新
★★★★★
やはりシリーズの中では、この「1」が一番完成度が高い。モンスター系ホラーでありながら、心理的な恐怖感を煽る演出が巧みで、普通にホラーとして怖い。当時としては「現実と非現実の境界が曖昧になる」という演出が非常に斬新で秀逸だった。人間は眠らないでいる事は出来ない。眠らないようにがんばっていても、「いつの間にか夢の世界にいる」という恐怖感は独特。特に学校で友達が死体袋に入ったまま立っているシーンは怖かった…。
BGMも名曲だし、何よりフレディのキャラクターが魅力的。こういうホラーキャラは「出るべくして出てきた」という貫禄があり、ジェイソン、レザーフェイスに並ぶホラー界三大スターのひとりになったのも頷ける。
PS.この「エルム街の悪夢」シリーズは駄作が混在しているので(1,3は良作、2は賛否、4,5は間違いなく駄作)、こうした安価なバラ売りが出る事で消費者の選択肢が増える事は歓迎。
凝った特撮が素晴らしい
★★★★☆
久々に観ましたが、あらためて感じたのは、古い作品にしては特撮がとても凝っているところ。フレディに殺される友達の体に急に引っ掻き傷が現れたり、天井に転がったり、ベッドから天井に向かって大量の血が流れる重力を無視した演出がいま観ても素晴らしいです。公開当時に観た人はきっと度肝を抜かれたに違いない。若かれし頃のジョニー・デップを見るだけでも価値はあるかも(笑)自分だけかもしれませんが、本作の主人公を演じるヘザー・ランゲンカンプと、同監督による「スクリーム」の主人公を演じるネーヴ・キャンベルの顔が似てる気がしました。監督の好みなのかな?そういえば、リメイク版も楽しみですね。
今更?
★☆☆☆☆
大好きな作品でファンの方も多いと思いますが、すでに全巻のBOXが出ているにも拘らず
改めて「バラ売り」する意味がわかりません。今更どんな人達をターゲットにして販売をしようと思ったのでしょうか?疑問です。作品自体には★5個ですが、発売に関しての評価という事で★1個