エイリアン2 完全版 [DVD]
前作に続いてヒロインのリプリーが大活躍する、シリーズ第2弾である。監督がジェイムズ・キャメロンへ交代し、今度は一大戦争絵巻に仕上がった。意表をつくハイテク機器や、特別にデザインされた未来兵器の数々がスクリーンにさく裂する。ギーガーのデザインによるエイリアンには、「クイーン・エイリアン」が登場。先鋭な装甲車などは、新たにコンセプトデザイナーに加わった『ブレード・ランナー』のシド・ミードが設計した。
前作に勝るとも劣らない、秀逸なSFバトルアクション大作である。（アルジオン北村）
また詳しくはのべないが、リプリーとエイリアンクイーンの対比、暗示等はモラルをくすぐられる。
いきなり2から見ても充分楽しめるが、リドリースコット監督の描いた宇宙の虚無感、倦怠感を念頭において、2を見たほうが、いい意味で裏切られて、見ていて楽しい。
ただクイーン・エイリアンが出てくるところなどはちょっとグロいので食事中には見ないほうがいいでしょう。
ファンに寄りですがエイリアンの姿が最後まで見れないスリラー感たっぷりのオリジナルをプリファーするケースも多数有り１か２か意見の分かれる永遠の課題？ですが、メカ好きにはやはり！この２作目が何度見てもたまらなく最高！。ファンシーな宇宙船デザインとは全く懸け離れた奇妙なルックスの宇宙船スロコからドロップシップ、実物を見てみたい乗ってみたい！装甲車から完全版のみに登場、基地内通路に配置されラボ内で救助を待つ生き残った海兵隊員達を援護するリモートセンチュリーユニットのロボット達とそれをヒックスがリモート操作するラップトップPC型コントロールユニット、その他モーションディテクタ－の小物機材等まで。そして最後のシーンに登場のガンダムからヒントを獲たと言われるローダ－は有名。そして１作目のドロイドに悲惨な目に遭遇されたリプリーから最後の最後まで全く信頼されずの新規ドロイドのビショップも実は頼れるスーパークールなドロイド！。エイリアン戦士達がどこをうろついているか分からない恐怖感の中、基地の外、嵐の中でリモート操作に寄りサブのドロップシップをスロコから淡々とリモート操作をし呼び出すシーンは＝これが男だ！（ドロイドだ！？）＝かっこいいの何の。この作品の後、このイミテーションB級SFホラーがエンドレスにあちこちで製作されますがやはりオリジナル本家には適わないです。メカも多数登場見所たくさんプラスゾクゾクのスリル感も有り！。これが時代を遥かに先取りし今でも十分通用するカッコイイとはっきり言えるSFのベーシックです。かなしいかな、この後の続編はこの傑作を中々超えられずの状態オンパレード、、。ホントのフィナーレが今後もし有るのならこの２を超える超大作の作品を期待したいところです。
彼女の着陸した星の植民地から、通信が途絶える。
星の大気改造装置を作った会社と、宇宙海兵隊といっしょに、星へ乗り込む。
最初は、規律と勇気を誇り、宇宙随一と自信があった宇宙海兵隊が、
エイリアンの襲撃を受け、隊員の3/4を殺されてしまうシーンがすごい。
ここで、無能な指揮官ゴーマン中尉により、多数の死者が出る。
海兵隊を救い出したのは、民間人であるリプリーだった。
リプリーと、ヒックス伍長は、軌道上からの核攻撃をもくろむが、
エイリアンは、連絡用シャトルにまで乗り込んで、乗員を皆殺しにしてしまう。
宇宙船に帰る方法を失い、医務室に立てこもった海兵隊とリプリー。
ここで、卑劣にも、会社の代表バークは、リプリーにエイリアンの幼生を
寄生させて、地球へ持ち運ぼうとする。
医務室に押し寄せてきたエイリアンの大群。ここでの戦闘シーンは特筆もの。
これまで無能なゴーマン中尉を嫌っていた、女戦士ヴァスケスが、弾切れと
なって、最後の瞬間、破裂寸前の手榴弾を二人で握り締める。
死の直前になって、二人の心は一緒になったのであった。
この編では、エイリアンの女王が出てくる。女王と対決するのは、リプリー。
対決は、軌道上の軍艦スラコ号の中まで及ぶ。
いやいや、女性は強い。
現在においても、最高のSFアクション映画です。
ストーリーの破綻もなく、長々とこだわることもなく
アクションと恐怖を堪能させてくれる。
良い映画の条件とはシンプルなものだと思うが、
それを満たすのは容易なことではない。
おもしろい映画はこう作れという最高の手本だと思う。